こっちのけんとさん、休養宣言へ 紅白出場も「死にたいな」と双極性障害との闘い明かす

2024年は怒涛の1年だったと言えるでしょう。マルチアーティストのこっちのけんとさんが、自身のX(旧Twitter)で当分の間休養することを発表しました。レコード大賞最優秀新人賞受賞、紅白歌合戦初出場と輝かしい功績を残した一方で、双極性障害(躁うつ病)との闘いも続いています。

2024年を駆け抜けた1年

「同じ思いを持つ人、同じ病を持つ人、可能な限り背負わせていただき、人生をかけて1年間歌わせていただきました。」と感謝の言葉をつづる、こっちのけんとさん。2020年に会社員を辞め、2022年から本格的に音楽活動を開始。わずか2年で音楽シーンの頂点に立ちました。

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しかし、この成功の裏には、双極性障害との闘いがありました。2024年は「若干躁期でした」と振り返り、今後の跳ね返りに備えて休養することを決意したとのことです。

病気との向き合い方、そして未来へ

「どれだけ人生が変わっても『死にたいな』と考えてしまう」と、病の苦しみを赤裸々に告白する、こっちのけんとさん。それでも、「僕を支えてくださった皆様のおかげで頑張れた」と感謝の気持ちを述べています。そして、世界中で同じように悩んでいる人たちに、優しさが向けられることを願っています。

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精神科医の山田先生(仮名)は、「双極性障害は、躁状態とうつ状態を繰り返す病気です。躁状態では気分が高揚し、活動的になりますが、同時に衝動的な行動や判断ミスを起こしやすくなります。一方、うつ状態では気分が落ち込み、意欲や集中力が低下します。治療には薬物療法や心理療法などがあり、周囲の理解とサポートが重要です」と述べています。(※架空の専門家によるコメント)

「悩みは解決するのが一番ですが、持ち続けることで人生を彩ることもできます」と前向きな言葉も。休養期間中は「鬱期を楽しんでまいります。死なないように生きておきます」と、独特の表現で締めくくりました。彼の今後の活動、そして心の健康を願うばかりです。