「グラビアやってるの?」と言われても――菊地真結が笑顔で戦い続ける「目指すはオリンピック出場」


【写真】グラビアが話題になったプロビーチバレーボール選手の菊地真結【3点】

――大学時代にインドアとビーチを両立されていましたが、プロになろうと決めたのはいつ頃だったんですか?

菊地 普段はインドアのバレー部で活動して、夏の間だけビーチバレーをやる、という生活を4年間続けました。そんな生活の中、プロになろうと決めたのは大学3年生の9月です。そのとき「世界大学選手権」という大学生の世界大会がブラジルであって、日本代表に選んでもらったんです。そこで初めて海外の選手と試合をしました。

――世界で戦ってみて、いかがでしたか?

菊地 もちろんみんな強くて、身長190cmの選手が普通にいるんですよ。でも、そんな大きな選手が相手でも、自分たちのプレーが意外と通用する部分もあって。それがすごく楽しくて、「もっとうまかったら、もっと勝てるのに」と思ったんです。世界で戦うことの楽しさ、勝った時のうれしさ、もっとこういう経験がしたい、と初めて強く思いました。

――そのブラジルでの経験が、プロへの覚醒に繋がったのですね。

菊地 そうですね。ビーチバレーに対しての気持ちがすごく大きくなって「勝ちたい」という気持ちが前面に出るようになりました。大学4年生のときには結構いい成績も残せたこともあり「まだやりたいな」という気持ちが固まって、プロになることを決意しました。

――プロビーチバレー選手としての現在の活動について教えてください。

菊地 大学卒業後は、一般企業に「アスリート社員」として所属しています。競技に専念できる環境です。普段は川崎にある施設か、平塚や鵠沼の海岸で練習しています。関東の選手は大体その3拠点でやっていることが多いですね。冬は暖かい国に行って、海外の大会に出場したりもします。

――昨年からは雑誌のグラビアにも出演されています。アスリートがグラビアに挑戦することへの反響はいかがですか?

菊地 去年初めて出させていただいたときは、ビーチバレー界でそういう活動をしている選手がほとんどいなかったので、結構「そういうことやってるんだ」みたいな、少しネガティブな感じで言われることもありました。直接言われなくても、そういう雰囲気を感じたり、実際に言われたりもして。

――風当たりが強かったと。

菊地 そうですね。でも、私の中では「嫉妬してるのかな」くらいに軽く思うようにしていました(笑)。それに、今年はすごく好意的な反応が多くて。「コンビニで見たよ」とか、いろいろな人から声をかけてもらえて、素直にうれしかったです。



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