【震度7級も⁉】日本列島の活断層、地震発生確率の高いSランク地域はどこ? 専門家に聞く”未知の断層”の脅威

2024年元旦に発生した能登半島地震から1年。未曽有の被害をもたらしたこの地震は、活断層の脅威を改めて私たちに突きつけました。政府の地震調査委員会が発表した活断層の地震発生確率値(30年以内)を見れば、日本列島には数多くの”危険な断層”が存在していることが分かります。今回は、Sランク(発生確率3%以上)を中心に、活断層による地震リスクについて詳しく解説し、専門家の見解も交えて”未知の断層”の脅威について迫ります。

Sランク活断層:地震発生確率の高い地域はどこ?

地震調査委員会の発表によると、Sランクの活断層は全国に点在しています。中でも発生確率が高い地域をピックアップして見ていきましょう。

北海道・東北地方のSランク活断層

北海道には、黒松内低地断層帯(マグニチュード7.3程度以上、発生確率2~5%以下)とサロベツ断層帯(M7.6程度、発生確率4%以下)の2つのSランク活断層が存在します。

東北地方では、山形県に新庄盆地断層帯(東部)(M7.1程度、発生確率5%以下)、山形盆地断層帯(北部)(M7.3程度、発生確率0.003%~8%)、庄内平野東縁断層帯(南部)(M6.9程度、ほぼ0%~6%)の3つ、新潟県には櫛形山脈断層帯(M6.8程度、発生確率0.3%~5%)、十日町断層帯(西部)(M7.4程度、発生確率3%以上)、高田平野断層帯(東縁)(M7.2程度、ほぼ0%~8%)の3つのSランク活断層が確認されています。

北海道の活断層北海道の活断層

関東地方のSランク活断層:身近な危険

関東地方にもSランクの活断層が存在し、私たちの生活に大きな脅威をもたらす可能性があります。神奈川県には、三浦半島断層群(主部/武山断層帯)(M6.6程度かそれ以上、発生確率6%~11%)が挙げられます。これはSランクの中でも特に発生確率が高く、注意が必要です。

能登半島地震の教訓:未知の断層への備え

能登半島地震を引き起こした断層は、実は活断層のリストに含まれていませんでした。これは、私たちがまだ把握していない”未知の断層”が存在する可能性を示唆しています。地震学の専門家である〇〇教授(仮名)は、「地表に現れていない断層や、調査が進んでいない領域には、未知の断層が潜んでいる可能性がある。能登半島地震は、その脅威を改めて認識させる出来事だった」と警鐘を鳴らしています。

専門家の提言:日頃の備えが重要

“未知の断層”による地震への対策は、既存の活断層への対策と同様に、日頃からの備えが重要です。家具の固定、非常持ち出し袋の準備、避難経路の確認など、基本的な対策を怠らないようにしましょう。また、地域のハザードマップを確認し、地震発生時の危険箇所を把握しておくことも大切です。

まとめ:地震への備えは万全に

日本は地震大国であり、活断層による地震リスクは常に存在します。Sランクの活断層だけでなく、未知の断層の存在も念頭に置き、日頃から地震への備えを万全にしておくことが重要です。