家族の体調不良で休暇を取った部下に対して「妻を教育しておけ」などと暴言を吐くといったパワハラ行為を繰り返したとして、東京消防庁は22日、品川消防署の男性消防司令補(52)を停職4カ月の懲戒処分とし、発表した。
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同庁によると、2023年11月から24年6月、訓練中にヘルメットの上から部下を殴ったり、家族の体調不良で休暇を取った部下に「妻を教育しておけ。理解できなければ離婚しろ」などと発言したりした。上司にも「言い方に気をつけろ。何様なんだ」と発言したという。
消防司令補は「搬送訓練中に落とされて、反射的に手が出た。発言はハラスメントのつもりはなかった。被害者に謝罪したい」と話しているという。
また、同庁は22日、駅のエスカレーターでスマートフォンを使って女性のスカート内を盗撮したとして、金町消防署の男性消防司令補(43)も停職3カ月の懲戒処分とした。処分を受け、依願退職したという。(長妻昭明)
朝日新聞社