日本列島を襲う今季最強寒波。北陸を中心に記録的な大雪が予想され、交通麻痺や停電のリスクも高まっています。この記事では、今後の天候の見通しと、大雪への備えについて詳しく解説します。
今季最強寒波、日本を襲う!
7日から西日本を中心に寒波が襲来し、11日頃まで今季最強クラスの寒気が日本付近に居座る見込みです。気象庁によると、上空1500メートル付近で-6℃以下の寒気が本州付近を覆い、西日本でも-12℃以下の寒気が流れ込む予想です。これは松江など西日本では1月としては過去トップ3に入るほどの強い寒気です。
日本付近の寒気の様子
9日から10日にかけては寒気のピークを迎え、山陰から東北の日本海側にかけてはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の影響で集中的な豪雪となる恐れがあります。普段雪が少ない九州、四国、近畿、東海地方でも積雪の可能性があり、路面の凍結にも注意が必要です。
寒波襲来のメカニズム
北陸地方を中心に3日間で2メートル超の大雪か
11日夕方までの72時間降雪量は、日本海側の広い範囲で1メートルを超える予想です。特に東北、北陸、そして北陸に隣接する岐阜県の山沿いでは、2メートル前後の記録的な大雪となる恐れがあります。青森市など、既に平年を大きく上回る積雪となっている地域でも、さらに50~80センチの積雪増加が見込まれています。
72時間降雪量の予想
気象予報士の山田氏(仮名)は、「今回の寒波は非常に強力で、広範囲にわたる大雪が予想されます。特に北陸地方では、過去に例を見ないほどの積雪となる可能性もあり、厳重な警戒が必要です。」と警鐘を鳴らしています。
日本海側では強風も予想されるため、猛吹雪や高波にも警戒が必要です。
大雪への備えを万全に
大雪による交通障害や停電のリスクが高まっているため、不要不急の外出は控えましょう。やむを得ず車を使用する場合は、食料品、毛布、防寒具、カイロなどの備えを必ず用意してください。車の排気口が雪で詰まると一酸化炭素中毒の危険性があるため、雪かき用のスコップなども準備しておきましょう。
自宅では、停電や断水に備えて、1週間分の水、食料、燃料を確保しておくことが重要です。水道管の凍結防止対策も忘れずに行いましょう。最新の気象情報に注意し、早めの備えを心がけてください。