国分太一活動休止騒動の余波:TOKIOと元メンバーたちの現在

2025年6月にコンプライアンス違反により国分太一(51)が芸能活動休止に追い込まれて以来、日本テレビとTOKIOメンバーとの間に緊張が走っている。長年続く看板番組「ザ!鉄腕!DASH!!」の継続を強く望む日テレに対し、松岡昌宏(48)と城島茂(55)は、国分が求め続ける違反の詳細説明が先行すべきだと考えている状況だ。彼らにとって何よりも大切なのは、国分の救済だという。

国分太一の現状と日テレの対応

日本テレビは、国分のコンプライアンス違反の詳細について説明を拒んでおり、国分はその“答え合わせ”を求めて11月に会見を試みたが、日テレはこれに応じなかった。国分と共演経験のあるスピリチュアリスト・江原啓之氏が12月にYouTube上で明かしたところによると、国分は「子どもから『お父さんいつになったら許してもらえるの?』と言われた」と悲痛な胸の内を語っていたという。このような近況を鑑み、城島と松岡は国分のために深く苦悩している。

松岡・城島の苦悩と『ザ!鉄腕!DASH!!』の行方

松岡昌宏は「週刊文春」と「週刊新潮」のインタビューで、日テレの姿勢に疑問を呈した。日テレは番組継続を求め、まず城島茂に謝罪を試みたが、城島は「ロケに集中したい」としてこれを拒否したと「新潮」が報じている。両者の溝は深く、平行線をたどっている状況だ。

山口達也の再起と元メンバーとの関係

国分たちが苦境にある中、2018年にTOKIOを脱退し芸能界から姿を消した山口達也(53)もまた、ひそかに古巣を案じているという。彼は現在、企業や自治体向けの講演活動に力を入れており、アルコール依存症の当事者としての経験とタレントとしての話術が評価され、オファーが絶えない。年間およそ100本もの講演をこなし、講演料を含め年収は7千万円にも上ると報じられている。順調に再起の道を歩む山口だが、国分騒動以降はTOKIOとの関係に変化があったようだ。

山口達也(写真:本誌写真部)山口達也(写真:本誌写真部)

2025年6月に国分の問題が表面化して以降、山口はTOKIOのメンバーに連絡を取ることはなかったという。自身も不祥事で迷惑をかけた経験から、「自分から声をかけるのは違うと思う」と周囲に話していたとされる。騒動を受け、TOKIOは解散という決断を下している。山口にとっても大きな衝撃はあったはずだが、「俺は大丈夫」と、混乱が生じているメンバーにこれ以上の心配をかけないよう配慮したのだろう。

長瀬智也の自由な活動と今後の展望

一方、もう一人の元TOKIOメンバーである長瀬智也(47)は、相変わらず気ままな生活を送っている。彼は現在、バイクとバンド活動に没頭しており、バイクレースで好成績を収めることもあるという。2025年11月には「週プレNEWS」のインタビューで「ひょっとしたら今後、役者としての仕事もあるかもしれません」と語り、ファンの間で復帰への期待が高まっている。しかし、具体的に演技の仕事が決まっているわけではなく、「可能性としてはありえる」という段階のようだ。また、長瀬自身は監督などの裏方を志向していると報じられている。

まとめ

国分太一の活動休止問題は、今もなおTOKIOメンバーの間に重くのしかかっている。日テレとの交渉が最優先課題である松岡と城島にとって、山口や長瀬といった元メンバーたちが安定した生活を送っていることは、心の支えとなっているようだ。日テレとメンバー間の雪解けは年を越す見込みだが、元メンバーたちの現在の状況が、彼らにとっての福を呼び込む可能性も指摘されている。

参考文献

  • 女性自身 2026年1月6日・1月13日合併号
  • 週刊文春
  • 週刊新潮
  • 江原啓之YouTube
  • 週プレNEWS 2025年11月29日配信