韓国で、駐車中の新車が「ドアパンチ」の被害に遭い、オーナーの男性が加害者の態度に怒りをあらわにしている事件が発生しました。ドアパンチとは、車のドアを開閉する際に隣の車にぶつけて傷つける迷惑行為。今回は、1年以上待ち望んだ新車のミニバンが被害に遭ったことで、事態はより深刻なものとなっています。
1年以上待ち望んだ新車が…悲劇の「ドアパンチ」
忠清南道保寧市で起きたこの事件。被害者の男性会社員は、先月28日に悲劇に見舞われました。ドライブレコーダーには、隣に停車していた乗用車から降りた女性が、何気なく助手席のドアを開け、男性の車にぶつける様子が鮮明に記録されていました。
韓国の駐車場でのドアパンチ被害の様子
1時間以上待ち、現場に戻ってきた女性に被害を伝えた男性。しかし、女性は当初、加害を否定。ドライブレコーダーの映像を見せられて渋々認めたものの、「生きていればそんなこともある」と驚くべき発言をしたというのです。
慰謝料請求は難しい？専門家の見解
男性は、「謝罪の意も示さず、1時間以上も無駄にした」と憤慨。修理代はもちろんのこと、精神的苦痛に対する慰謝料も請求する意向を示しています。しかし、交通事故専門のハン・ムンチョル弁護士は、「ドアパンチは物損事故に該当し、慰謝料請求は認められない」と説明。被害が軽微な場合は中古車価格の下落補償も難しいことから、示談交渉を進めるのが現実的だとの見解を示しました。
ネットユーザーの声は？
この事件はインターネット上でも大きな話題となり、「責任を取るべきだ」「ドアを開ける際は周りの車に注意してほしい」「音がするほどぶつけたなら自覚しているはず」など、加害者に対する批判の声が多く寄せられています。
ドアパンチを防ぐためには？
今回の事件のように、ドアパンチは思わぬトラブルに発展する可能性があります。自分だけでなく、周りの車にも配慮し、ドアを開ける際は十分な注意を払うことが大切です。また、狭い駐車場では、少し離れた場所に駐車する、ドアをゆっくり開ける、子供に注意を促すなど、予防策を講じることも重要です。
まとめ：改めて注意喚起を
今回の事件は、ドライバー一人ひとりが改めて駐車マナーを見直す必要があることを示唆しています。誰もが被害者にも加害者にもなりうるドアパンチ。日頃から周囲への配慮を忘れず、安全運転を心がけましょう。
