プラスチック衣装ケースの賢い活用法:収納上手への近道とは?

収納の定番アイテム、プラスチック衣装ケース。手軽で便利だからこそ、ついつい増えすぎてしまうことも。今回は、その衣装ケースを賢く活用し、収納上手になるためのヒントをご紹介します。人気YouTubeチャンネル「イーブイ片付けチャンネル」運営者であり、『1万軒以上片づけたプロが伝えたい 捨てるコツ』の著者、二見文直氏のアドバイスを元に、意外な視点から収納を見直してみましょう。

衣装ケースの現状:便利さと落とし穴

一人暮らしでも4~6個、家族暮らしなら10個以上も珍しくないプラスチック衣装ケース。安価で手軽に入手できるため、つい買い足してしまいがちです。しかし、その便利さの裏には、片付けを複雑にする落とし穴が潜んでいます。

プラスチック衣装ケースプラスチック衣装ケース

特に問題となるのが、ベランダ収納。雨風に強いからと、物置代わりに衣装ケースをベランダに放置していませんか?直射日光による劣化、ひび割れ、破損など、思わぬトラブルの原因になりかねません。収納のプロ、佐藤麻衣子さんも「ベランダ収納は劣化を早めるだけでなく、見た目も悪くなりやすいので要注意です」と指摘しています。

衣装ケースの処分:費用と手間を考慮

劣化してしまった衣装ケースは、処分にも費用がかかります。自治体によって異なりますが、粗大ゴミとして処理する場合はサイズごとに料金が発生します。例えば、東京都渋谷区では1個あたり400円。数が増えれば、かなりの負担になります。

私の祖母も、一人暮らしの小さなアパートに20個以上の衣装ケースを溜め込んでいました。処分費用は8000円以上!この経験から、私も定期的に自宅の衣装ケースを見直すようになりました。

プラスチック問題と未来への視点

レジ袋有料化に象徴されるように、プラスチック製品への意識は変化しています。今後、プラスチック製品の処分費用が値上がりする可能性も視野に入れ、今のうちに所有数を把握し、本当に必要なものだけを残す意識を持つことが大切です。

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収納上手への近道:減らすことから始める

収納グッズを買い足す前に、まずは家にある衣装ケースの数を数えてみましょう。本当に必要なものか、他に活用できる方法はないか、捨てる勇気を持つことも大切です。「100円ショップで収納グッズを買う人は、片づけが一生終わらない!?」という記事も、収納を見直す上で参考になるでしょう。

まとめ:賢い選択で快適な暮らしを

プラスチック衣装ケースは、正しく使えば便利な収納アイテムです。しかし、増えすぎると片付けの負担を増やし、処分にも費用がかかります。環境問題への意識も高まる中、今こそ収納を見直し、本当に必要なものだけを残す「選択と集中」が求められています。