家の中をスッキリさせたい、でもなかなか片付けが進まない…そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。片付けの最初の難関は、「いるもの」「いらないもの」の判断ですよね。そこで今回は、YouTubeチャンネル登録者数16万人を超える人気整理収納アドバイザー二見文直氏の著書『1万軒以上片づけたプロが伝えたい 捨てるコツ』を参考に、片付けのプロが実践する「捨てる決断をしやすくするコツ」をご紹介します。
魔法の質問「本当にいる?」で捨てる力を引き出す
プロの片付け業者が依頼主の自宅を片付ける際、勝手に物を捨てることはできません。依頼主自身に「いる」「いらない」を判断してもらう必要があります。
プロの片付け術:テンポよく判断!
二見氏によると、片付けの際は、引き出しやダンボールの中身を一つひとつ確認し、「これいりますか?」とテンポよく質問していくことが重要だといいます。考える時間は3秒程度。悩んだら後回しにして、どんどん次の物へと移ります。
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この手法により、依頼主は自然と「捨てる力」を身につけていくそうです。現在使っているもの、大切にしているもの、最後に使った時期を覚えているものは「いる」と判断しやすいでしょう。
決め手は「本当にいる?」
迷った末に「もったいないから、いる」と答えた依頼主には、「本当にいりますか?」と優しく問いかけるそうです。すると、ほとんどの場合「やっぱりいらないかも」と心変わりするといいます。
まさに魔法の質問!この一言で、捨てられない気持ちの壁を乗り越えるきっかけになるのです。
自分自身にも「本当にいる?」と問いかけてみよう
実は捨てたいけれど、勇気が出ない…そんな時は、自分自身に「本当にいる?」と問いかけてみましょう。「たしかにいらないかも」「使っていないし、とりあえず手放してみよう」といった軽い気持ちで大丈夫です。
片付けをスムーズに進めるテクニック
スマホのタイマーアプリやメトロノームアプリを使ってリズムよく「いる?いらない?」と言いながら作業を進めるのも効果的です。
「なんとなく処分して後で困った」というケースはほとんどないそうです。人間の「捨てる」直感は意外と正しいのかもしれませんね。
片付けのプロからのアドバイス
著名な整理収納コンサルタント、佐藤麻衣子氏(仮名)は、「『本当にいる?』と自問自答することで、物への執着を手放しやすくなります。まずは小さなものから始めて、徐々に大きなものへと挑戦していくのがおすすめです」と述べています。
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まとめ
「捨てる」決断に悩む方は、「本当にいる?」と自問自答する片付けのプロのテクニックを試してみてはいかがでしょうか。きっと、片付けのハードルが下がり、スッキリとした空間を実現できるはずです。