将棋の藤井聡太棋聖(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、22)が6月30日、ヒューリック杯第96期棋聖戦五番勝負第3局で挑戦者の杉本和陽六段(33)を破り、防衛6連覇を達成した。終局後に行われた記者会では、今期から大幅に増額された賞金額に言及。気になる使い道については、「両親に何かプレゼントを」と語りファンの心を鷲づかみにしていた。
今期から優勝賞金を4000万に増額、さらに特別賞として1000万円が新設されたことで、総額は5000万円のビッグタイトルへと昇格した棋聖戦。竜王戦の4400万円を上回ったことで、事実上の最高賞金額を争う五番勝負としても大きな注目を集めていた。
藤井棋聖は今期の防衛達成により、その最高賞金額を獲得。対局後に行われた会見では、「対局者としてはありがたいお話だと思っている。対局するにあたっては直接意識したことはなかったが、賞金を増やしていただいた重みもある。より多くの方に対局にも注目いただけるのかなという面もあるので、気持ちが入るところはあった」と言及した。
また、個人だけでなく将棋界への影響については、“未来”を見据えた発言も。「(現役の)棋士だけではなく、棋士を目指す方にとっても大きなモチベーションになると思う」と、棋界の次世代に視線を送っていた。
「私自身はいちプレーヤーとして見合った将棋を指せるようにということを意識して取り組んでいきたい」と語る藤井棋聖。会見ではその賞金の“使い道”についての質問も飛んだ。
「今の時点で具体的な使い道は考えていないんですけど…(笑)」と笑った藤井棋聖だったが、「なかなかその金額を一気にということにはならないですが、例えば少し両親に何かプレゼントしたり、そういったことも考えてみたい」と回答。
これには、ABEMAの視聴者からは「良い子すぎる」「なんて親孝行」「おお、素敵なコメントだ」「できた息子だ」「素晴らしい」「おおおおお孝行息子」「偉いなあ」とコメントが殺到することとなった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部