お正月、子供たちがワクワクしながら待つお年玉。あげる側としては、いつまであげるのが適切なのか、金額の相場は?など、悩ましい点も多いのではないでしょうか。今回は、お年玉事情に関するアンケート結果を元に、その相場や使い道、そして親世代のリアルな体験談まで、幅広くお届けします。
お年玉、いつまであげる?アンケート結果から見る最近の傾向
AERA dot.編集部が実施したアンケートによると、「高校卒業まで」が27%と最も多く、次いで「大学・短大・専門学校卒業まで」が25%という結果でした。つまり、半数以上の人が進学を一つの区切りと考えているようです。その他、「就職するまで」や「20歳になるまで」といった意見もあり、家庭によって考え方は様々です。「学生である間」「自立するまで」「収入を得るようになってから」など、年齢よりも状況を重視する傾向も見られました。
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金額はどう決める?時代の変化と生活への影響
物価上昇が続く中、お年玉の金額にも変化はあるのでしょうか。アンケートでは「増えた」が41.6%、「変わらない」が34.5%、「減った」が23.9%という結果でした。子供の成長に合わせて金額が増えるケースが多い一方、あげる人数が減ることで金額が減るケースもあるようです。生活への余裕が金額に直接影響しているという傾向は、今回のアンケートでは見られませんでした。
もらったお年玉、何に使った?親世代の思い出とちょっぴり苦い記憶
アンケートに回答した50代以上の親世代は、自身のお年玉を何に使っていたのでしょうか。ゲーム、おもちゃ、服、CDラジカセ、楽器など、当時の流行が垣間見える回答が多数寄せられました。お年玉を握りしめ、欲しいものを買う喜びは、今も変わらない子供たちの姿と重なります。
「親に没収された」!?驚きのエピソードも
楽しい思い出だけでなく、「お年玉を落とした」という苦い経験や、「親に没収された」「親に使われた」といった驚きのエピソードも明らかになりました。中には、貯金していたはずのお年玉が、実は生活費に消えていたという衝撃的な告白も…。
時代の変化とともに、お年玉を取り巻く環境も変わってきました。しかし、子供たちにとって特別なものであることには変わりありません。金額や使い道だけでなく、お年玉を通して子供たちとコミュニケーションを取り、金銭教育の機会にすることも大切かもしれません。
まとめ:お年玉はコミュニケーションツール
お年玉は単なるお金の授受ではなく、子供たちとのコミュニケーションの大切な機会です。それぞれの家庭の状況に合わせて、金額や使い道を柔軟に考え、子供たちの成長を応援する気持ちを伝えましょう。