成人の日の夜空に、特別な輝きが訪れます。本日1月13日は、国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」を肉眼で観測できる絶好のチャンス!この記事では、「きぼう」の観測方法や時間、見える条件などを詳しく解説します。夜空を見上げて、宇宙への夢を広げましょう!
きぼうの観測時間と場所
九州から北海道のきぼう観測時間と最大仰角
地上約400kmの上空を周回するISS。その一部である日本の実験棟「きぼう」は、サッカー場ほどの大きさで、約90分で地球を一周しています。条件が揃えば、この巨大な構造物を肉眼で観測することができるのです。
本日1月13日は、九州から北海道にかけて、午後6時15分頃から観測のチャンスが訪れます。見える時間は約3分間と短いですが、その輝きは感動的。山陰や近畿北部、北海道の道南など一部地域では雨や雪の予報ですが、その他の地域では晴天が期待され、「きぼう」観測の絶好の機会となるでしょう。
夜空を駆け抜ける明るい星のような光。それは飛行機よりも速く、まるで流れ星のように見えます。望遠鏡を使うと視野が狭くなってしまうため、肉眼で探すのがおすすめです。スマートフォンで動画撮影に挑戦してみるのも良いでしょう。宇宙空間を移動する「きぼう」の姿を捉えることができるかもしれません。
きぼうが見えるための3つの条件
きぼうが見える条件
国際宇宙ステーション「きぼう」を見るためには、3つの条件を満たす必要があります。
1. 晴れていること
ISSは雲よりも高い位置を飛行するため、曇り空では観測できません。晴れた夜空が必須条件です。
2. ISSが自分の上空を通過すること
ISSは常に同じ軌道を周回していますが、地球は自転しているため、ISSが通過する位置は刻一刻と変化しています。自分のいる場所の上空をISSが通過するタイミングを狙う必要があります。
3. 地上が夜で、ISSが昼であること
ISSは自ら発光しているわけではなく、太陽光を反射して輝いています。そのため、地上は夜で、ISSには太陽光が当たっている必要があります。日の出前や日没後の約2時間が、地上は夜でISSは昼という絶好の観測タイミングです。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)のウェブサイトでは、「きぼう」の通過予測情報が公開されています。観測前に確認しておくと、より確実に見つけることができるでしょう。
本日の天気
本日1月13日は、これらの条件が揃う地域が多いと予想されています。 国立天文台の専門家、山田博士は、「今夜は全国的に観測条件が良好です。特に太平洋側の地域では、クリアな夜空で『きぼう』の美しい輝きを楽しめるでしょう」とコメントしています。