河野景子さんとの結婚で話題となった映画監督、ジャッキー・ウー氏が、2025年に初のミュージカル『もう一度抱きしめたい』を上演します。これまで「老い」や「認知症」といったシリアスなテーマを扱ってきたジャッキー氏にとって、ラブファンタジーというジャンルは新たな挑戦です。結婚による心境の変化、そしてミュージカルへの熱い想いを伺いました。
ラブファンタジーへの挑戦
ジャッキー・ウー氏が稽古風景でダンスレッスンをしている様子
これまで「生病老死」といった人間の根源的な苦しみや葛藤を描いてきたジャッキー氏。しかし、ミュージカルという舞台でこれらのテーマを表現するのは難しいと判断し、今回はラブストーリーに挑戦することにしました。ハッピーエンドのロマンスではなく、すれ違いや葛藤、周囲からの反対など、誰もが経験するようなリアルな恋愛模様を織り交ぜたファンタジー作品を目指しています。
映画と舞台の融合
映画監督としての経験を活かし、映画と舞台の特性を融合させることも目指しています。映画ではカメラが役者に近づくのに対し、舞台では役者が観客に近づくという距離感の違いに着目。映画俳優は感情表現に優れ、舞台俳優はセリフが完璧というそれぞれの長所を活かした演出を構想しています。
脚本へのこだわり
ジャッキー・ウー氏
製作総指揮として、脚本家と綿密な打ち合わせを重ね、ストーリーを練り上げています。単なるハッピーエンドではなく、様々なハプニングやアクシデントを通して、より深く心に響くラブストーリーを描きたいと考えているそうです。
結婚がもたらした変化
2020年に河野景子さんと結婚したジャッキー氏。結婚という大きなライフイベントが、彼の創作活動にどのような影響を与えたのでしょうか?結婚生活を通して得た経験や感情が、今回のラブファンタジー作品にどのように反映されているのか、注目が集まります。
新たな境地へ
これまでの作風とは一線を画す、新たな挑戦となるミュージカル『もう一度抱きしめたい』。ジャッキー・ウー氏の進化と深化を期待せずにはいられません。