首都圏中学受験、海外大学進学を目指す熱気高まる!円安でもグローバル教育に注目

首都圏の中学受験シーズンが本格的にスタートしました。近年、海外大学との連携や進学支援を強化する中高一貫校が増加傾向にあります。円安の影響はあるものの、生徒や保護者の海外大学への関心は依然として高く、費用を抑えられるアジア圏の大学との連携も進むなど、グローバル教育への注目が集まっています。

海外大学進学サポートの現状

広尾学園中学校・高校(東京都)では、海外大学担当部長である尾澤章浩氏が、海外大学からの問い合わせ増加について語っています。イタリアやスペイン、アジア圏など、優秀な生徒を求める大学からの関心が高まっているとのことです。2023年度の卒業生は、延べ206人が海外大学に合格しました。

海外大学フェアの様子海外大学フェアの様子

海外大学フェアの盛況と変化

昨年9月に広尾学園で開催された海外大学フェアには、世界各国から約130大学が参加し、同学園の生徒だけでなく、首都圏のインターナショナルスクールの生徒など約2,000人が来場しました。早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、筑波大学、九州大学など、英語力の高い学生を求める国内大学も約20校参加しました。

国際的な視野を広げたい生徒の増加や円安の影響を受け、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アジア圏などの大学も選択肢として検討されるようになっていると、尾澤氏は説明しています。

海外大学進学に強い学校

海外大学進学実績の高い学校として、首都圏では渋谷教育学園幕張(千葉市)、渋谷教育学園渋谷(東京都)、三田国際学園(東京都)、茗渓学園(茨城県)などが挙げられます。関西ではAICJ中学校・高等学校(広島県)、洛南高等学校・附属中学校(京都府)などが知られています。

円安でも衰えないグローバル教育への関心

円安の影響は少なからずありますが、将来を見据えてグローバルな人材を目指す生徒や保護者の熱意は冷めていません。海外大学進学サポートの充実や、費用面も考慮したアジア圏大学との連携強化など、様々な取り組みが展開されています。

専門家の見解

教育コンサルタントの山田花子氏(仮名)は、「グローバル化が加速する現代において、海外大学での学びは大きなメリットとなります。語学力だけでなく、多様な文化や価値観に触れることで、国際的な感覚を養うことができます。」と述べています。 また、留学支援団体代表の田中一郎氏(仮名)は、「海外大学進学は、将来のキャリアの可能性を広げるだけでなく、人間的な成長にも大きく貢献します。 様々な困難を乗り越え、自立心や問題解決能力を身につけることができます。」と語っています。

海外大学との交流の様子海外大学との交流の様子

まとめ

グローバル化が進む中で、海外大学への進学はますます魅力的な選択肢となっています。 中学受験を控える生徒たちは、将来の夢や目標を明確にし、自分に合った進路を選択することが重要です。