韓国与党の支持率が39%に上昇 5カ月ぶりに野党を上回り逆転


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 国民の力の支持率は、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が昨年12月3日に非常戒厳を出した後、一時24%に低下し、48%だった共に民主党の半分の水準にとどまったが、今月7~9日の前回調査時は国民の力が34%に上昇し、36%だった共に民主党と拮抗(きっこう)していた。

 ギャラップは、2016年に朴槿恵(パククネ)大統領(当時)が弾劾(だんがい)訴追された際は長期間にわたり与党の支持率が低下したとし、「前回の弾劾時と明らかに違う傾向が出ている」とした。一方、3ポイントの差は誤差の範囲の可能性もあるとしている。

 尹氏は共に民主党が中心になって国会で弾劾訴追したが、同党は大統領権限代行の韓悳洙(ハンドクス)首相も弾劾訴追するなどし、「やり過ぎ」との批判も受けている。保守層には次の大統領選の有力候補である李在明(イジェミョン)・共に民主党代表への反発が根強い。

 国民の力のベテラン議員は「共に民主党の強引な手法への反感と、李代表を大統領にしたくないという思いから保守層が結集している。国民の力がよくやっているからではない」と指摘した。

 今回の調査は14~16日に実施され、全国の18歳以上の計1001人から回答を得た。尹氏は15日に内乱容疑で拘束された。(ソウル=河野光汰)

朝日新聞社



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