石丸伸二氏 「テレビ局を“出禁”」から一転…「メディアの力に頼りたい」の矛盾に疑問の声


テレビ朝日はお越しですか?

スーツ姿で居酒屋で談笑…「新党結成」の噂が飛び出す石丸伸二氏が下町・月島で会った「業界の大物」

石丸氏はまず記者席を見渡すと……、

「ちなみに本日、テレビ朝日はお越しですか。いない? テレビ朝日がいないと会見始まらないんですけど」

とご立腹の様子だ。

石丸氏は都知事選の際に報じられたテレビ朝日系の情報番組『グッド! モーニング』のVTR編集が偏向的だと言い、12月末のインターネット番組でテレビ朝日の記者を

「詰める」

と宣言していたのだ。

さらに、同1月15日のYouTubeチャンネル『ReHacQ-リハックー』に出演した石丸氏は

「21時からABEMA Primeに出る予定だったんですが、キャンセルになった。記者会見が終わった頃に連絡がありました」

と明かした。

リハックを運営する元テレビ東京プロデューサーの高橋弘樹氏が理由を聞くと、石丸氏は“ABEMAはテレビ朝日系列だから”という諸事情を推察した。

◆他党との掛け持ちもOK

「そもそも石丸氏は、都知事選後のユーチューブで、テレビ朝日など複数のテレビ局に対して二度と取材を受けないと“出禁宣言”を匂わせたんです。敵意があったと感じていたようで挑発的な笑みで“ほら困るでしょ。どうします? そのときの偉い人。スポンサーからも怒られますよ”と話した。“時の人”となった石丸氏は自分に取材に出来なくなればテレビ局が困るだろうと踏んで脅したような形でした。

しかし今回の会見ではテレビ朝日は来ていないかと確認し、結局、来ていなかった。実際にテレビ朝日では石丸氏の会見は全く放送されませんでした。まあ、そもそも行ってないんで素材もありませんしね」(ワイドショーデスク)

以前に出禁宣言をされたテレビ朝日は、今回のABEMA出演さえもキャンセルしたことを見れば、石丸氏に不満を抱えているのだろう。今後も石丸氏について一切報じないとなれば、彼にとっても不都合となる可能性もある。

会見中も激しくメディア批判をした石丸氏だが、一方で

「私は本当にメディアの皆さんの力に頼りたいんです。その力を信じている」

と発言。以前は出禁宣言をしていたが、今はメディアで発信してもらうことを望んでいるようだ。

会見で発表した石丸氏の地域政党『再生の道』が掲げる政策は“特になし”。党のルールはただ一つ。“多選の制限”だけだという。

「当選後、都議として活動する期間は、2期8年に制限しその後は、自治体のトップなどとして地方で政治活動をしてほしいと説明していました。さらに他党との掛け持ちもOKだという。間口を広げ、自分の政党から当選者を生みたいという考えのようで、今夏に行われる東京都議選では、42ある選挙区全てで候補者を擁立する予定と意気込んでいました」(全国紙記者)

この会見の参加には記者クラブ加盟社または登録者100万人の相当のネットメディアに限定し、一度会場の場所の情報が漏れたことにより会場を変更して行われた。

同日、読売テレビのニュース番組『ten.』では

「“石丸新党”会見でフリー記者を排除」

として特集。コメンテーターで作家の若一光司氏は

「つくづく思うのは、なんでこんなにエラそうなんかなと思う。非常に上から目線的なものを感じる」

とコメント。SNSなどでも

《さんざんオールドメディアを批判して、実質オールドメディアを集めて記者会見やったことに笑えた》

《相変わらず謎の上から目線 一緒に仕事したくないタイプ》

などと石丸氏の勝ち気な態度に批判の声も上がっている。

去年の都知事選後、ビートたけし(77)は自身の番組で石丸氏について

「ちゃんと誠意を持って答えたふうにしないと世の中って動かねぇって感じがある」

とコメントしていた。

世間の反応も気になるところだが、“石丸人気”にあやかって当選を目指す候補者は続出するのだろうか――。

FRIDAYデジタル



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