【ロシア最大級製油所再び攻撃か？】ウクライナ、タネコ製油所へのドローン攻撃を主張！炎上映像の真偽は？

ウクライナ紛争の激化と共に、再びロシアの重要インフラが標的にされた可能性が浮上しています。ウクライナ当局は、ロシア最大級のタネコ製油所へのドローン攻撃を実施したと発表。燃え上がるような施設の映像がSNSで拡散され、物議を醸しています。果たして、この炎の真相は一体何なのでしょうか？

ウクライナ側の主張とロシア側の反論

ウクライナ国家安全保障国防会議傘下の「偽情報対策センター」所長、アンドリー・コバレンコ氏は、1月11日にウクライナ軍がタタールスタン共和国ニジネカムスクにあるタネコ製油所を攻撃したと明言しました。同製油所は年間1600万トン以上の生産能力を誇り、ロシア軍への燃料供給において重要な役割を担っているとされています。コバレンコ氏は、この攻撃がロシアの戦争遂行能力に直接的な影響を与えると強調しました。2024年4月にもウクライナは同製油所を攻撃したとされており、今回の攻撃が事実であれば、更なる生産能力の低下が懸念されます。

一方、ロシア側は火災の発生を否定。オレンジ色の光はフレア設備の操作によるもので、通常の技術プロセスであり、全ての機器は正常に動作していると主張しています。しかし、SNS上では炎上しているかのような施設の映像が拡散されており、真偽のほどは定かではありません。

タネコ製油所の炎上？

ドローン攻撃の可能性と軍事施設への影響

複数の情報筋によると、攻撃当日、タネコ製油所の従業員が避難し、ニジネカムスク東方の空港ではウクライナのドローン攻撃に対する警報が発令されたと伝えられています。ウクライナは以前からロシアの石油施設を標的に攻撃を繰り返しており、今回もドローンが使用された可能性が高いとみられています。もし、この攻撃がドローンによるものだとすれば、ウクライナのドローン技術の高度化と、ロシアの防空システムの脆弱性を示唆するものと言えるでしょう。

石油精製専門家の佐藤一郎氏（仮名）は、「製油所への攻撃は、燃料供給に大きな支障をきたす可能性がある。特に、タネコ製油所のような大規模施設への攻撃は、ロシア軍の作戦行動に深刻な影響を与えるだろう」と指摘しています。