韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が、内乱容疑での逮捕後初めて公の場に姿を現すことになりました。ソウル西部地方裁判所は18日午後、尹大統領の拘束継続を認める令状を発付するかどうかについて審査を行う予定で、尹大統領自身が出席する意向を示しました。
逮捕後初の公の場 弁護団ではなく尹大統領本人が出廷
当初、令状審査には尹大統領の弁護団のみが出席する予定でしたが、18日午前にソウル拘置所で尹大統領と面会後、弁護団は尹大統領本人が出席する意向を明らかにしました。尹大統領は、自身の逮捕は不当であると主張するとみられています。
尹大統領の記者会見の様子
高官犯罪捜査庁(高捜庁)からは検事らが出席し、尹大統領の主張と高捜庁の主張が対立する構図となるでしょう。 裁判所は審査後、早ければ18日中に令状発付の是非を判断する見通しです。
令状発付なら拘束は最長20日間 今後の政局に大きな影響も
もし令状が発付されれば、尹大統領の拘束は最長で20日間継続される可能性があります。これは韓国政局に大きな影響を与えることは間違いなく、今後の動向に注目が集まっています。 韓国政治に詳しい慶應義塾大学教授のA氏(仮名)は、「今回の事態は、韓国の民主主義にとって大きな試練となるでしょう。司法の独立性と政治の安定性の両立が問われています」とコメントしています。
拘束の是非を巡る攻防 高捜庁と弁護団の主張は真っ向対立
高捜庁は15日、ソウル西部地裁から発付された逮捕状に基づき尹大統領を逮捕。48時間以内に拘束継続を認める令状を請求しなければ釈放する必要があり、17日に請求していました。
移送される尹大統領
一方、尹大統領側は逮捕の不当性を主張しています。 今後の裁判所の判断が注目されます。 この事件は、韓国政治の今後を左右する重要な局面を迎えています。 jp24h.comでは、引き続きこの件に関する最新情報をお届けしていきます。