初代ポケモンこと『ポケットモンスター 赤・緑』。1996年の発売以来、世界中で愛されるモンスターRPGの金字塔です。800万本以上を売り上げた大ヒット作品ですが、今プレイすると「不便だな…」と感じてしまう点も。今回は、そんな初代ポケモンの懐かしくも驚きのシステムを振り返り、最新作との違いを比較してみましょう。平成世代は懐かしさに浸り、令和世代は驚愕間違いなし!
苦労した技習得!使い捨ての「わざマシン」
まずご紹介するのは、ポケモンに技を覚えさせるアイテム「わざマシン」。“10まんボルト”や“つるぎのまい”といった強力な技を覚えさせる貴重なアイテムでした。覚える技が多いニドキングやスターミーなどは、わざマシンだけで即戦力に。
alt="ゲームボーイ版ポケモンの画面。ニドキングのステータスが表示されている。"
しかし、『赤・緑』のわざマシンは使い捨て!一度使用すると消滅してしまうため、どのポケモンにどの技を覚えさせるか、頭を悩ませたものです。特に再入手できないわざマシンの場合は、そのプレッシャーは計り知れません。当時、スターミーとサンダース、どちらに“10まんボルト”を覚えさせるかで何日も悩んだ、という方もいるのではないでしょうか。(ちなみに私はサンダースを選びました…)
ポケモンバトルに熱中していた上級トレーナーにとっては、理想のパーティ編成のために同じわざマシンを複数入手する必要があり、さらに大変でした。1つのわざマシンを求めて、何度も最初からゲームをやり直す…これもまた、初代ポケモンあるあるです。
ポケモン研究家の佐藤博士(仮名)は当時を振り返り、「わざマシンシステムは子供心に大きな影響を与えました。限られた資源をどう使うか、戦略的に考える力が養われたと思います」と語っています。
近年のポケモンでは、わざマシンシステムは大幅に進化。最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、素材を集めてわざマシンをクラフトできるようになり、『ポケットモンスター ソード・シールド』ではなんと、何度でも使える仕様に!使い放題のわざマシン…当時の子供たちにとっては夢のような話ですね。
まとめ:進化し続けるポケモンの世界
初代ポケモンの不便だったシステムをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?これらの制限があったからこそ、ポケモン育成の戦略性が高まり、より一層ゲームにのめり込んでいたのかもしれません。
時代と共に進化を続けるポケモンの世界。最新作に触れたことのない方は、ぜひ一度プレイしてみて、その進化を体感してみてください。そして、ベテラントレーナーの皆さんは、この記事を通して当時の思い出話に花を咲かせていただければ幸いです。