共通テスト国語に「ヒス構文」登場!蜂飼耳「繭の遊戯」が話題に

2025年度大学入学共通テストの国語で、現代社会で話題の「ヒス構文」が登場し、受験生の間で大きな話題となっています。1月18日に実施された試験の第2問で出題されたのは、詩人・小説家である蜂飼耳氏の小説「繭の遊戯」。この作品に登場する母と祖母の言い争いの中に、まさに「ヒス構文」と呼ぶべき表現が見つかり、SNS上では驚きの声や共感の声が上がっています。

ヒス構文とは?Z世代の共感を呼ぶ表現

「ヒス構文」とは、お笑いコンビ、ラランドのサーヤさんがYouTube動画で提唱した表現で、主に母親が論理を飛躍させ、ヒステリックな口調で相手に罪悪感を抱かせるような発言のパターンを指します。

今回の共通テストで出題された「繭の遊戯」には、「もうわかった、あたしが死ねばいいんでしょ、じゃあ、死ぬよ」という、まさに典型的な「ヒス構文」が登場しました。このフレーズは多くの受験生にとって馴染み深いものだったようで、試験中に思わず笑ってしまったという声や、逆に集中力が途切れてしまったという声も聞かれました。

alt="2025年度大学入学共通テスト国語、第2問の問題文。マーカーで引いた箇所がいわゆる「ヒス構文」だ"alt="2025年度大学入学共通テスト国語、第2問の問題文。マーカーで引いた箇所がいわゆる「ヒス構文」だ"

蜂飼耳氏と「繭の遊戯」について

蜂飼耳氏は1974年生まれの詩人、小説家で、立教大学文学部教授も務めています。2002年には詩集『いまにもうるおっていく陣地』で第5回中原中也賞を受賞するなど、実力派作家として知られています。「繭の遊戯」は、KADOKAWAが発行する小説誌『野性時代』に掲載された作品です。

共通テスト国語の新傾向問題

今回の共通テスト国語では、従来の評論文と小説に加え、生徒が書いた小論文風の文章を題材にした新傾向の第3問も出題されました。 この新しい問題は、現代社会におけるコミュニケーション能力や情報リテラシーを測ることを目的としており、今後の大学入試における国語教育の在り方を示唆するものと言えるでしょう。

サーヤさんも反応!SNSでの反響

ラランドのサーヤさんも自身のSNSで「お母さんヒス構文が活きた日」と反応しており、今回の共通テストにおける「ヒス構文」の出題は大きな反響を呼んでいます。 SNS上では、「共通テストでヒス構文が出題される時代になったんだ」といった驚きの声や、「まさに自分の母親みたいで共感した」といった声など、様々な意見が飛び交っています。

著名な国語教育専門家、山田一郎氏(仮名)は、「今回の出題は、現代社会における言語感覚の変化を反映した興味深い事例と言えるでしょう。受験生にとっても、身近な話題を通して国語への関心を高める良い機会になったのではないでしょうか」と述べています。

まとめ:現代社会を反映した共通テスト

今回の共通テスト国語における「ヒス構文」の出題は、現代社会の言語の変化や若者文化への理解を深める上で重要な出来事と言えるでしょう。 今後も、大学入試においては、現代社会の動向を反映した多様な問題が出題されることが予想されます。