２０日放送のフジテレビ系朝の情報番組「めざまし８」は、同局と女性トラブルを謝罪したタレントの中居正広（５２）との関係性が世間を騒がせている問題を２５分間にわたって報じた。ＭＣで、俳優の谷原章介（５２）が謝罪した。
冒頭から、谷原は「本日は『めざまし８』でもフジテレビ港社長が、先日会見しました中居正広さんの問題をお届けします」と説明。速報と天気の後、１７日に開かれた港浩一社長による会見について、静止画で紹介された。カメラがスタジオに戻ると、谷原が「この問題をなかなかお伝えすることができず、申し訳ありませんでした」と頭を下げて謝罪。守秘義務など配慮する点が多かったと弁明し「常々、この問題に関しては触れていきたい」と表明した。
元大阪府知事で弁護士の橋下徹さん、フジテレビ解説委員の風間晋さんなど出演者がそれぞれの立場と視点で、問題へ切り込んでコメントした後、同局の小室瑛莉子アナウンサーがコメント。「フジテレビで働く社員としては、本当にこれを機に洗いざらい調査をしてほしい」と主張し、「もし会社に悪いところがあったとして、そのうみを出し切らない限り、報道機関として、番組で伝える立場として、自信を持って伝えることができない」と憂慮した。
続けて「真面目な社員、誠実な社員が自信を持って情報を届けられる会社になってほしい」と呼びかけたり、「私の同僚とか私自身もＳＮＳなどでまったくの臆測が広がっていて、毎日くやしい気持ちで正直いっぱい」とも嘆いた。
さらに同局の酒主義久アナは「もどかしいっていうのが一番」と話し、時折、上を見上げて涙を堪えたり、はなをすする姿を見せながら、涙声で「１３年働いてきて１度も辞めたいと思ったことない大好きな会社。先輩も後輩も含めて大好きな仲間が苦しんでいる姿っていうのを見てきたので。好きな会社をもっとよくするためにも、調査や説明を今後しっかりしてほしい」と訴えた。
中日スポーツ
