ポップカルチャーのアイコンとして世界的に知られる歌手・モデルのきゃりーぱみゅぱみゅが、夫である俳優の葉山奨之とともに裁判所を訪れていたことが明らかになり、注目を集めています。2023年に結婚し、翌年には第一子を出産したばかりのきゃりーが、一体なぜ厳粛な法廷に姿を見せたのか、その背景には意外な理由と、彼女らしい個性的なファッションセンスが隠されていました。
2023年に結婚を発表した歌手きゃりーぱみゅぱみゅと俳優葉山奨之夫妻
厳粛な法廷に現れた「ファッションモンスター」:傍聴人が見た異彩
今年10月中旬、東京都千代田区にある東京高等裁判所の一室で、昨年発生したある殺人事件の公判が行われていました。その傍聴席の最前列に、突如としてきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之夫妻の姿が。居合わせた傍聴人は、その光景に驚きを隠せなかったと語ります。
「傍聴席にピンク髪の女性が座っているのを見つけ、よく見るときゃりーさんで二度見しました。隣には葉山さんが。なぜこんな場所に、と思いましたが、お二人とも真剣な眼差しで裁判の行方を見守る姿が印象的でしたね。」
きゃりーは、落ち着いた黒色のスウェットを着用していましたが、ボトムスには鮮やかな真っ赤なダボダボパンツを選んでおり、傍聴席の中でもひときわ目を引く存在感を示していました。
愛用ブランド「Needles」のトラックパンツ:個性と配慮の融合
この日、きゃりーが裁判所に履いてきたのは、彼女のお気に入りだというメンズブランド「Needles(ニードルズ)」のトラックパンツでした。芸能関係者によると、きゃりーはこのブランドの熱心なファンで、色違いのセットアップやトラックジャケットも複数所有しているとのこと。
Needlesのトラックパンツは、2万円前後から3万円台で購入できるものが多く、発表される新色は毎年すぐに完売するほどの人気を誇っています。きゃりーはこのパンツを数年間にわたって愛用しているといい、公の場においても自身のファッションスタイルを貫く姿勢がうかがえます。しかし、厳粛な裁判所の雰囲気に合わせ、トップスには黒色のスウェットを選ぶなど、周囲への配慮も感じさせる選択でした。
俳優・葉山奨之の真摯な「役作り」:伊藤沙莉も実践したリアル追求
夫婦が裁判所を訪れた意外な理由は、夫である葉山奨之の仕事のためでした。葉山は現在、裁判に関連する作品への出演を控えており、役作りの一環として実際に裁判傍聴を行っていたのです。俳優が役柄を深く理解するために、現場に足を運び実体験から学ぶことは珍しくありません。
最近では、NHK連続テレビ小説『虎に翼』で弁護士や裁判官を演じた伊藤沙莉も、実際に裁判傍聴を通じて役作りに励んだことを、裁判所が公開するウェブコンテンツで語っています。葉山の所属事務所も「葉山の役作りとして、制作からの指示を受けて裁判傍聴をさせてらっています。きゃりーさんもご興味があるということで、その日はマネージャー同行のもとで裁判を見学しました」とコメントしており、きゃりーの傍聴は夫へのサポートと自身の知的好奇心によるものだったことが明らかになりました。
夫婦で支え合う姿:公私ともに「唯一無二」の存在感を放つ
多忙な日々を送るきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之夫妻は、お互いの仕事を尊重し、支え合う良好な関係を築いています。今回の裁判傍聴は、葉山の役作りに対する真摯な姿勢と、それを温かく見守り、時には共に体験しようとするきゃりーの夫婦愛を象徴する出来事と言えるでしょう。
公の場においても「ファッションモンスター」としての存在感を放ちつつ、夫の仕事に寄り添うきゃりーぱみゅぱみゅ。その唯一無二の魅力は、厳かな法廷においても変わることはありませんでした。
参考文献:
- NEWSポストセブン (2025年10月25日). 『きゃりーぱみゅぱみゅ、夫・葉山奨之と裁判傍聴していた「なぜこんなところに?」目撃者が驚いた愛用ブランド「Needles」の真っ赤なダボダボパンツ姿』. Yahoo!ニュース.
https://news.yahoo.co.jp/articles/02631acca671d760b4aef8084d5466b54f1344d8





