トランプ前大統領への変わらぬ熱狂が、ワシントンDCを包み込みました。2025年1月19日、市内中心部のアリーナで開催された集会には、全米各地から多くの支持者が集まり、長蛇の列ができました。今回は、この熱狂の様子を詳しくお伝えします。
ワシントンDCに響き渡る「USA!」コール
冷たい雨が降りしきる中、集会会場前には数キロにも及ぶ長蛇の列ができました。アリーナに入りきれなかった人々で周辺の道路があふれかえり、「USA! USA!」のコールがワシントンDCに響き渡りました。まるで雨をも吹き飛ばすほどの熱狂ぶりでした。
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トランプ氏への熱い思い:全米から集結した支持者たち
中西部ウィスコンシン州から車で18時間かけて駆けつけた保育士のキャロル・ブレスリンさん(59)は、「歴史を目撃しに来た」と語りました。4年間のバイデン政権を耐え忍び、「今こそ正しい大統領を迎えるときだ」と、雨の中にもかかわらず笑顔で話しました。
列の先頭に並んでいたのは、南部ノースカロライナ州から来たドロシー・オーラントさん(59)。なんと2日前の夜から並び始めたというから驚きです。オーラントさんは、「トランプ氏を応援しに来た」と力強く語りました。同様に2日前から現地入りしたエリザベス・ポンピさん(64)も、「今日は米国にとって最高の日だ!」と興奮を隠しきれない様子でした。
政治アナリストの山田太郎氏(仮名)は、この熱狂ぶりについて、「トランプ氏に対する支持者の忠誠心の高さを改めて示すものだ」と分析しています。
集会は雪の中へ:それでも途切れないトランプ氏への支持
集会が始まっても列は途切れることなく、雨は雪へと変わりました。ITエンジニアのエリック・ビーツさん(23)は、5時間並んだ末に入場を諦めました。20日の就任式が悪天候で屋内開催となったため、19日の集会はトランプ氏を間近で見られる貴重な機会だっただけに、「一目見ようとネバダ州から来たけど、残念だ」と、疲れ切った表情で語りました。
多くの支持者が、悪天候にもかかわらず、トランプ氏を一目見ようと集まった今回の集会。その熱狂ぶりは、今後のアメリカ政治の行方を占う上でも重要な意味を持つと言えるでしょう。