《三菱UFJ銀行10億円超窃盗》今村由香理容疑者(46)の逮捕はなぜ時間がかかった? 文春記者が解説「公表から1カ月半以上経って…」


【画像】逮捕された三菱UFJ銀行の元行員、今村由香理容疑者

 三菱UFJ銀行で起きた、被害額十億円超にのぼる貸金庫窃盗事件。

「元行員の不祥事について」というリリースが発表されたのは、昨年11月22日のことだった。それから1カ月半以上が経った今月14日、窃盗容疑で元行員の今村由香理容疑者(46)が逮捕された。

 1月7日に配信した 「週刊文春 電子版」 では、逮捕前の今村容疑者が自宅で“普通の生活”を送っている模様などを報じていたが、SNSなどではなぜ今村容疑者を早く逮捕できないのかという声も上がっていた。しかしーー。

「当初の想定では、逮捕までもう少し時間がかかるんじゃないかという話もあったようです」

 そう解説するのは、事件について取材を続け、今村容疑者本人への接触にも成功した「週刊文春」のM記者だ。前代未聞の大犯罪にもかかわらず、逮捕に1カ月半以上の時間を要した理由とは何だったのか。

「捜査関係者の話によると、やはり現金は『足がつかない』と言われると思うのですが、なかなか裏どりが難しい。それで時間がかかるのではないかと言われていました。今回の逮捕事案としては、金塊約20キロの窃盗容疑という話でしたが、金塊という足がつきやすい物証があるところから裏どり捜査をして、その裏が取れたということで逮捕に至ったものだと思います」(M記者)

 事案の公表から1カ月半以上容疑者が逮捕されなかったことのほか、逮捕されるまで実名報道がなされなかったことも話題になった今回の事件。そのスクープの裏側のほか、今村容疑者が得てきた驚きの駐車場収入の内容、勤務先や近隣住民からの評判などを記者が解説した動画番組の全編は 「週刊文春 電子版」 で見ることができる。

「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル



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