江戸時代の出版王・蔦屋重三郎の生涯を描くNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。エンターテインメント性あふれる今作で、個性豊かな登場人物たちが物語を彩っています。今回は、1月26日放送の第4回に登場する浮世絵師・礒田湖龍斎を演じる鉄拳さんに注目!素顔での出演を決意した背景や、浮世絵への挑戦、そして大河ドラマ出演への熱い思いを語っていただきました。
鉄拳、素顔で俳優に挑戦!大河ドラマ出演への道
お笑い芸人として活躍する鉄拳さん。実は過去にも「情熱大陸」やドラマ出演など、素顔でメディアに登場した経験があります。「父にバレないように」とメイクをしていた時期もあったそうですが、今ではすっかり解禁。今回の大河ドラマ出演も「大きなチャンス」と捉え、素顔で礒田湖龍斎役に挑みます。公式X(旧Twitter)で公開された扮装写真への反響も大きく、「渋い!」といった好意的なコメントに喜びを感じているとのこと。
alt=大河ドラマ「べらぼう」で礒田湖龍斎を演じる鉄拳さん
浮世絵への挑戦!芸人魂で新たな境地を開拓
鉄拳さんといえば、独特の世界観を持つパラパラ漫画が有名です。絵を描くことが「唯一の取り柄」と語る鉄拳さんにとって、浮世絵師役はまさに適役と言えるでしょう。しかし、筆を使った本格的な浮世絵は初めての経験。当初は自信を持っていたものの、先生との練習で自身の未熟さを痛感し、1か月間猛特訓に励んだそうです。筆の強弱のコントロール、紙に乗せる繊細なタッチ…苦労を重ねながら技術を磨いていきました。
alt=インタビューに答える鉄拳さん
下絵なしの真剣勝負!プロの浮世絵師も驚愕の腕前
通常、浮世絵師は下絵を元に作品を仕上げますが、ドラマではリアリティを追求するため、下絵なしでの作画に挑戦。人差し指を立てて筆を持つという先生のアドバイスにも苦戦しながら、普段ペンを持つ持ち方で描き進めたそうです。その集中力と情熱は、まさに芸人魂。演技だけでなく、絵の技術でも視聴者を魅了することでしょう。
alt=真剣な表情で語る鉄拳さん
鉄拳の新たな挑戦に期待!大河ドラマ「べらぼう」で歴史を彩る
「絵を描くことだけが取り柄」と謙遜しながらも、持ち前の情熱と努力で浮世絵師役を演じ切った鉄拳さん。放送後の反響に不安を感じつつも、新たな挑戦への期待に胸を膨らませています。大河ドラマ「べらぼう」で、鉄拳さんが演じる礒田湖龍斎がどのように物語を彩るのか、今から楽しみですね。