フジテレビを揺るがす中居正広氏(52)の芸能界引退発表と、それに関連する社員の関与が報じられた一連の騒動。TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜・午前9時54分)は26日、この問題の最新動向を報じ、波紋が広がっています。17日には港浩一社長による非公開の会見が行われましたが、27日には改めて経営幹部による記者会見が開催される予定。さらに、日弁連のガイドラインに沿った第三者委員会の設置も決定し、徹底調査に乗り出す姿勢を見せています。
フジテレビ、対応に追われる
この騒動は、中居氏の引退発表に端を発した女性とのトラブルに、フジテレビ社員が関与していたとの報道から大きく注目を集めました。事態を重く見たフジテレビは、迅速な対応に追われています。港社長による非公開会見に続き、27日には経営幹部が公の場で記者会見を行うことを決定。透明性を確保し、社会からの信頼回復を目指す狙いがあるとみられます。
フジテレビ本社ビル
日枝久氏、沈黙破る?
「サンデー・ジャポン」では、23日午後1時前にフジサンケイグループ代表でフジテレビ取締役相談役の日枝久氏を直撃取材した様子も放送されました。迎えの車に乗り込もうとする日枝氏に記者が「会長、今日の件について教えてください」と問いかけると、「今日は取締役会」とだけ答え、車は発進。日枝氏の真意は測りかねるものの、今後の動向が注目されます。
第三者委員会による調査開始へ
フジテレビは、日弁連のガイドラインに沿った第三者委員会を設置し、今回の問題について徹底調査を行うことを発表しました。公正中立な立場からの調査により、事実関係の解明と再発防止策の策定が期待されています。メディア倫理の専門家である青山教授(仮名)は、「第三者委員会による調査は、企業の信頼回復にとって非常に重要なステップです。徹底した調査と透明性の高い情報公開が求められます」とコメントしています。
今後の展開に注目
中居氏の引退騒動をきっかけに、フジテレビを巡る一連の問題は大きな波紋を広げています。27日の記者会見で経営幹部は何を語るのか、第三者委員会による調査でどのような事実が明らかになるのか、今後の展開に注目が集まります。
フジテレビの対応次第では、今後の芸能界、そしてメディア業界全体への影響も避けられないでしょう。今回の騒動は、企業倫理やコンプライアンスの重要性を改めて問いかけるものとなっています。