27日のアメリカの株式市場では、中国の新興企業が低コストで開発したとされるAIが注目を浴び、半導体大手・エヌビディアなどハイテク企業の株価が急落しています。
27日のナスダック市場でエヌビディアの株価は一時、先週末に比べて17%急落しました。
また、マイクロソフトはおよそ5%、グーグルの親会社のアルファベットもおよそ4%、それぞれ一時、値下がりしました。
市場を揺らしているのは、中国の新興企業「ディープシーク」が開発したという生成AIです。モデル開発にかかった費用がおよそ560万ドル=日本円で8億6000万円ほどと伝わったことから、巨額の資金を費やして開発を行っているアメリカのハイテク企業との競争がさらに激しくなるとの懸念から、売り注文が広がりました。
TBSテレビ