キャスターの森本毅郎が28日、自身がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金曜、午前6時30分)で、〝重大なコンプライアンス違反〟で同局の番組を降板した生島ヒロシについて語った。
【写真】昨年末、せんだみつおとM-1予選に出場した生島ヒロシ
「森本毅郎・スタンバイ!」は、生島が降板した「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」(月~金曜、午前5時)の直後に放送される番組。森本は「私も(時間帯が)近い番組ですから、『どうなんかな?』と思っていろいろ聞いてみたんですけれども、なかなかやっぱりねえ、具体的な話は分かりません」と話した。
続けて「ただですねえ、こういう話なんですね。パワーハラスメント、セクシャルハラスメントについては、TBS側がいろいろと被害者の方たちと話をして、そして証言がまとまって、それを生島さん自身にぶつけた、と。それが月曜日の放送後だった。そしてその放送後、生島さんからその事実について確証が得られたので降板。非常に素早い動きになった」と説明した。
生島本人は、所属事務所の公式サイトに「私が友人から送られた不適切な写真をラジオスタッフに送ってしまい、女性スタッフから大変不愉快とのご指摘を受けました」「朝の90分の生放送中、思わずスタッフに対して当たりがきつくになってしまったことがありました」などのコメントを発表している。
森本は「これだけだとですね、いきなり降板というような話になるのには、ちょっと乖離(かいり)があるじゃないですか? そんなことで27年もやってきた番組、突然なくなっちゃうの?って気になるんですが、実際はもっと深刻なハラスメントがあったということだと思うんですね」。
さらに「いずれにしてもですね、こういう時代に面白半分で不適切な画像みたいなものをスタッフに送ったりして、『どうだ、面白いだろう!』みたいなことをやるっていう時代じゃ、もうないんですよ。その辺の認識がものすごくズレてしまった」と指摘。「その認識がね、僕は生島さんの中にね、欠けちゃったんじゃないかというふうに思います」と話していた。
東スポWEB