ロシア内務省は1月31日、日本政府がロシア極東サハリン州ユジノサハリンスクに設置している「日本センター」で、必要な許可なく日本語教育が行われていたとして、地元の裁判所がセンターの所長に3万ルーブル(約4万7000円)の罰金を命じたと明らかにした。
日本語講座は長年、同センターの事業として行われてきており、今回の決定は、日露関係の悪化が原因とみられる。同センターはロシア国内6都市にあり、日本語教育や企業支援などを実施してきた。
ロシア政府は1月中旬、日本の対露制裁などを理由に同センターに関する日露政府間の覚書の履行停止を発表している。