元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが、フォトエッセー『透明を満たす』を発売し、Amazonのタレント本ランキングで1位を獲得するなど話題となっています。本書では、フジテレビ退社後にPTSDを患っていた壮絶な闘病経験が赤裸々に綴られています。
共感と応援の声多数!『透明を満たす』で語られた闘病記
渡邊さん自身は、「生きづらさを感じている人、病と闘っている人、それを支える周囲の人、同世代の将来に悩む女性など、様々な人たちに届いて欲しい」という思いで本書を制作したと語っています。
実際に読んだ読者からは、
- 「過去に似たような経験をしているのですごく共感しました」
- 「渡邊さんの不屈の意思を感じる。自分もものすごく勇気づけられました!」
など、共感と応援の声が多数寄せられています。
alt 元フジテレビアナウンサー渡邊渚さんのフォトエッセー「透明を満たす」
『めざましテレビ』や『ワイドナショー』などの人気番組に出演していた渡邊さんは、2023年7月に体調不良で療養に入り、その後病名が明かされないままフジテレビを退社しました。2023年10月には、自身のInstagramでPTSDを告白し、「当たり前にできていたことができなくなって」「“死んだ方が楽だった”“なぜ生きなければいけないのか”をずっと考えて」など、辛い日々を過ごしていたことを明かしました。
PTSD告白後のグラビア活動に疑問の声も
PTSD告白後、『週刊ポスト』や『週刊プレイボーイ』でグラビアを披露するなど精力的に活動を続けてきた渡邊さん。しかし、これらの活動に対しては、「PTSDの状態でグラビアなんてできるのか?」という疑問の声も上がっていました。
フォトエッセーに対する批判的な意見
フォトエッセー『透明を満たす』に対しても、絶賛の声ばかりではなく、
- 「PTSD当事者ですが、どうしたらこんなに早く元気になって、表舞台で発信しようと思えるのか疑問です」
- 「自己ブランディングや自己顕示欲のためのエッセーでしかないと感じました」
- 「知りたかった情報も書いてないし、ただの目立ちたがり屋の文章としか思えない」
といった批判的な意見も寄せられています。
渡邊さんはInstagramで、専門的な治療が終わり「やっと日常生活に不安がなくなって、笑顔で過ごせるようになりました」と綴っており、PTSDのピークを脱してからグラビアやフォトエッセーの出版活動を行っていたと考えられます。また、「私は病気になるずっと前からグラビアページに出ていたので、こうして写真を撮られることに抵抗感がありません」とも語っています。
精神科医・山田先生(仮名)の見解
精神科医の山田先生(仮名)は、「PTSDからの回復には個人差があり、症状が改善しても再発のリスクがあるため、周囲の理解とサポートが重要です。また、表現活動を通して自身の経験を発信することは、本人にとっての心のケアにも繋がる可能性があります。」と述べています。
古巣であるフジテレビが困難な状況にある中で、渡邊さんの活動は注目を集めやすく、賛否両論の声が上がっていますが、心身を大切にしながら活動を続けていくことを期待したいです。