米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアのショッピングモール近くで1月31日午後、医療用の小型機が墜落した。搭乗者の安否やけが人などの情報は不明。米メディアは、飛行機らしき物体が墜落して爆発する瞬間の映像を報じている。
連邦航空局(FAA)によると、小型機には6人が搭乗していた。米CNNは運航会社の情報として、搭乗者はメキシコから来た小児患者とその母親、医師やパイロットで、小児が治療を受けた後、自宅へ帰る途中だったと報じた。全員メキシコ国籍だという。
墜落現場近くのノースイースト・フィラデルフィア空港を離陸してまもなく墜落したとみられる。ミズーリ州スプリングフィールドに向かっていた。フィラデルフィア市によると、複数の住宅や車が巻き込まれた模様で、地上でも複数の負傷者が出ているという報道もある。
米国では29日に首都ワシントンのポトマック川上空で旅客機と米軍のヘリコプターが衝突したばかり。この事故では両機の乗員乗客67人全員の生存が絶望視されている。【ニューヨーク八田浩輔】