就活準備は大学1・2年生から?将来のキャリアを見据えた過ごし方とは

就職活動、特に新卒での就職活動は、人生における大きな転換期。だからこそ、早いうちから準備を始め、自分らしいキャリアプランを描いていくことが大切です。今回は、大学1・2年生、そして高校生が将来のキャリアを見据え、充実した就職活動を行うためのヒントをお届けします。

焦りは禁物!自分らしいキャリアプランを見つけよう

近年の就職活動は早期化が進み、大学3年生になる前のインターンシップ参加が当たり前になりつつあります。「就職白書2024」によると、面接開始時期も早まり、1月以前に選考を開始する企業も増加傾向にあるようです。このような状況下で、大学1・2年生はどのように就職活動の準備を進めていけば良いのでしょうか?

多くの学生が抱える悩みは「自分は何がしたいのかわからない」ということ。リクルート就職みらい研究所所長の栗田貴祥氏も、多くの学生が就職活動中にこのような悩みを打ち明けていると語っています。やりたいことが明確に見つからないまま就職活動を進めることに焦りを感じている学生も少なくありません。

alt="真剣な表情でパソコンに向かう学生"alt="真剣な表情でパソコンに向かう学生"

しかし、就職活動のスタート時点で「やりたいこと」が明確になっている学生は少数派です。就職活動とは、様々な業界、企業、仕事内容に触れることで、自分にとって何が最適なのかを見極めていくプロセスなのです。インターンシップへの参加を通して、興味を抱く分野を見つけたり、逆に違和感を感じることで、自己理解や仕事理解を深めていくことができます。

インターンシップで業界・企業研究!自己分析も忘れずに

2026年卒学生のインターンシップ参加状況を見ると、24年9月時点で約8割の学生が既に何らかのインターンシップに参加しており、平均参加社数は5.7社を超えています。インターンシップは、業界研究や企業研究だけでなく、自分自身の強みや弱み、興味や価値観を理解する絶好の機会です。

キャリアカウンセラーの山田花子氏(仮名)は、「インターンシップを通して得られる経験は、自己分析の材料として非常に貴重です。様々な企業文化に触れ、多様な価値観を持つ人たちと交流することで、自分自身のキャリアプランを具体的に描くことができるでしょう」と述べています。

alt="グループワークに取り組む学生たち"alt="グループワークに取り組む学生たち"

大学1・2年生の今だからこそできること

大学1・2年生の時期は、時間的にも精神的にも余裕がある貴重な期間です。この時期にこそ、様々なことに挑戦し、視野を広げることが重要です。ボランティア活動、サークル活動、アルバイト、留学など、積極的に経験を積むことで、自分自身の興味や適性を見つけるヒントが得られるかもしれません。

また、読書や映画鑑賞、美術館巡りなどを通して、教養を深めることも大切です。これらの経験は、就職活動における自己PRや面接での話題提供にも役立ちます。

将来のキャリアに向けて、一歩踏み出そう!

就職活動はゴールではなく、自分らしいキャリアを築いていくためのスタート地点です。早いうちから準備を始め、自分自身と向き合い、様々な経験を積むことで、自信を持って就職活動に臨むことができるでしょう。焦らず、じっくりと自分らしいキャリアプランを描き、将来のキャリアに向けて一歩踏み出してみてください。