2人が死亡し、2人が行方不明になった済州(チェジュ)漁船2隻の座礁事故は、ある漁船の機関故障から始まったということが確認された。
2日午前9時20分ごろ、済州市旧左邑(クジャウプ)のトキ島付近の海上で漁船サムグァン号(32トン、乗組員7人)と33マンソン号(29トン、乗組員8人)が座礁した。
西帰浦(ソギポ)海洋警察署によると、サムグァン号は西帰浦市城山(ソンサン)港から済州市済州港に移動していたが、機関故障でエンジンが止まり、33マンソン号に助けを要請した。
これに対し、事故海域に移動した33マンソン号がサムグァン号を曳航する過程で、ロープが切れて暗礁に乗り上げ、2隻の漁船が座礁した。
当時、事故海域は陸上から500メートルほど離れたところで、風浪注意報が発令された中、波が3メートル高く、風も非常に強かった。
このため、海洋警察の救助作業も困難を強いられ、結局、乗組員15人のうち、サムグァン号の韓国人船長と33マンソン号のインドネシア人船員2人が死亡し、サムグァン号のインドネシア人船員2人が行方不明になった。
海洋警察は現在、艦船14隻や航空機7機、580人余りの人員を動員して行方不明者の捜索作業を行っている。