【ロサンゼルス=後藤香代】米国のトランプ政権による不法移民の取り締まり強化を受け、米ロサンゼルスで3日、「移民のいない日」と名付けられた抗議活動が行われた。中南米出身者を中心に数千人の移民が道路を占拠し、警官隊とにらみ合う場面もあった。
全米各地で不法移民の拘束作戦を展開しているトランプ政権に対し、出勤を拒否して移民の重要性を認識させる狙いがある。移民らは出身国の国旗と「家族を引き離さないで」などと書いたプラカードを掲げた。
中米ホンジュラスからの移民で家政婦として働くガビ・ルビオさん(32)は、「米国で何十年も懸命に働き、税金を納めている人もいる。トランプ政権は私たちを強制送還することはできない」と訴えた。