[ワシントン 4日 ロイター] – ナバロ米大統領上級顧問(貿易・製造業担当)は4日、合成麻薬「フェンタニル」の米国流入を巡り、メキシコは取り締まりに「非常に協力的」で、カナダもさらなる取り組みが必要だと理解し始めていると述べた。
ポリティコ・ライブ主催のイベントでナバロ氏は、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すというトランプ大統領の政策は貿易戦争を始めることが目的ではなく、麻薬の取り締まりに重点を置いたものだと主張した。
ナバロ氏は、メキシコの麻薬カルテルがカナダで急速に勢力を拡大する中、関税免除措置の下でカナダが小口の免税医薬品の主要な供給元となっていることを問題視。さらにナバロ氏は、カナダは「大きな」ビザ問題を抱えており、「テロ監視リスト」に載っている人々の米国入国を許可しているとも指摘した。