きょう5日(水)も日本海側を中心に雪が降り、風も非常に強く猛ふぶきとなる所や、大気の状態が不安定で雷を伴う所もある見込み。北日本や日本海側では大雪となり、普段は雪の少ない西日本太平洋側の平地でも雪が積もったり、路面が凍結したりする所があるため、交通障害に警戒・注意が必要となる。
降り続く雪 大雪や暴風・高波に警戒
昨夕から明け方にかけては、岐阜や新潟、富山など北陸周辺で雪の降り方が強まり、12時間で40センチを超えるような降雪となっている。このあとも日本海側を中心に雪が降り続いて、雷を伴って雪が強まったり、北日本や北陸では非常に強い風を伴って猛ふぶきとなる所もある見込み。
特に、きょうは北陸周辺や東北日本海側で発達した雪雲がかかりやすいため、大雪や見通しの悪化による車の立ち往生など交通障害、暴風や高波などに警戒が必要となる。
また、普段は雪の少ない九州や西日本太平洋側、東海にも雪雲が流れ込み、平地でも雪の積もる所がありそうだ。慣れない積雪や路面の凍結に注意が必要だ。
氷点下の朝 日中も厳しい寒さ
けさは全国の8割を超える観測地点で最低気温が0℃未満の冬日となり、東京も気温が氷点下まで下がって今シーズン2度目の冬日となっている。最高気温もきのう(火)と同じか低く、広く5℃以下の厳しい寒さとなりそうだ。東京は10℃に届く予想だが、全国的に冷たい風が吹くため、気温の数字よりもさらに寒さが厳しくなる見込み。
断続的に冬型強まる 大雪と厳寒続く
この先も、今シーズン一番の強い寒気が日本付近に居座り、断続的に冬型の気圧配置が強まる。少なくとも今週末にかけて大雪や厳しい寒さが続くため、警戒が必要だ。すでに記録的な大雪となっている所もあるが、今後もさらに積雪が増えるため、除雪作業中の事故や、湿った雪の重みによる農業施設などの倒壊、なだれや屋根からの落雪などにも注意が必要となる。
(気象予報士・海老原美代子)