【ワシントン=黒瀬悦成、ソウル=桜井紀雄】東アジアサミットに合わせてタイを訪問中のスティルウェル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は2日、韓国の尹淳九(ユン・スング)外務次官補と会談した。米国務省は声明で「両者は北朝鮮の最終的かつ全面的に検証された非核化を確実に実現させるための緊密な連携と、日米韓3カ国の協力の重要性を確認した」としている。
韓国外務省は、両次官補が米韓同盟の懸案と日韓関係を含む地域・国際情勢について幅広く意見交換したと発表した。尹氏が「韓日間の懸案」に関して「対話を通じ、合理的な解決策を見いだすための韓国政府の努力を説明し、韓日関係改善のための過程で、米国が可能な役割を果たすこと」を要請。両国が努力していくことで一致したという。
韓国が破棄を決め、22日に終了期限が迫る日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)問題についても話し合われたとみられる。