【アメリカを読む】トランプ氏に迫る「ウクライナ疑惑」調査 焦点はジュリアーニ元NY市長の外交工作関与

By | November 4, 2019





ウクライナ疑惑の中心的存在とみられているトランプ氏の顧問弁護士、ジュリアーニ元ニューヨーク市長(AP)

 トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談をめぐる「ウクライナ疑惑」で、相次ぐ元高官や外交官らの証言から、トランプ氏の顧問弁護士、ジュリアーニ元ニューヨーク市長が疑惑の中心的存在だったとの見方が強まっている。トランプ氏の政敵であるバイデン前副大統領のスキャンダル探しでウクライナ側に接触していたが、その工作活動には不明な点が多い。野党・民主党が進めるトランプ氏への弾劾調査では、ジュリアーニ氏の役割を含め、どこまで全体の構図を描けるかが焦点となりそうだ。(ワシントン 住井亨介)

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 疑惑の電話会談では、来年の大統領選の民主党有力候補であるバイデン前副大統領の息子、ハンター・バイデン氏が、父親の任期中にウクライナのガス会社の幹部を務めていた問題について、トランプ氏がゼレンスキー氏に調査を依頼。ジュリアーニ氏は問題調査をめぐってウクライナ側に接触を繰り返していた。

 議会の宣誓証言(非公開)でジュリアーニ氏に関して口火を切ったのは、調査に非協力的だったとされていたヨバノビッチ元駐ウクライナ米大使だった。

 ワシントン・ポスト紙が入手した冒頭声明によると、ヨバノビッチ氏は、今年5月に任期を残して解任されたことについて「大統領から解任圧力があった」と国務省幹部から聞いたと説明。解任の背後に「明らかに不審な動機を持った人々」がいるとして、ジュリアーニ氏の関与をほのめかした。

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 今夏までホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)で欧州ロシア上級部長を務めていたフィオナ・ヒル氏も、同じく議会の宣誓証言でジュリアーニ氏について言及した。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、7月初旬にホワイトハウスで開かれたウクライナの安全保障をめぐる会合で、ソンドランド欧州連合(EU)担当大使がハンター氏の問題を取り上げたため、ヒル氏がその理由を質したところ、ジュリアーニ氏の関与があることを明らかにしたという。

 一方、疑惑の目が向けられる形となったソンドランド氏は、自身の宣誓証言に先だって公表した冒頭声明で弁明している。

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