ハンガリー警察、日本人女性焼死事件で異例の謝罪　初動捜査のミス認め

ブダペストのアパート火災で日本人女性が亡くなった事件、当初は失火と判断されたものの、後に元夫が殺人容疑で逮捕されるという衝撃的な展開に。ハンガリー警察は初動捜査のミスを認め、異例の謝罪を行いました。jp24h.comでは、この事件の背景とハンガリー警察の対応について詳しく解説します。

ブダペストのアパート火災事件の概要

1月29日、ハンガリーの首都ブダペストで発生したアパート火災。この火災で43歳の日本人女性が遺体で発見されました。当初、ハンガリー警察は失火と判断し、事件性はないと発表しました。しかし、その後の捜査で状況は一変。元夫が殺人容疑で逮捕され、事件は大きな波紋を広げました。

ブダペストの街並み

ハンガリー警察の異例の謝罪

事件後、警察には事故ではなく事件であるという指摘や、初動捜査のずさんさに対する批判が殺到しました。こうした批判を受け、ハンガリー警察は5日、謝罪動画を公開するという異例の対応を取りました。動画の中で警察報道官は、「憤慨し、不快感を抱いたすべての人々に謝罪します」と述べ、初動捜査のミスを認めました。

国家警察長官による改革指示

警察への批判の高まりを受け、国家警察長官はコミュニケーション方法の見直しなどを命じました。警察報道官は、「警察は建設的な批判にも耳を傾け、それを役立てることも仕事だ」と述べ、再発防止に努める姿勢を示しました。地元ジャーナリストによると、ハンガリー警察が公式に謝罪することは極めて異例とのことです。事件の真相究明と再発防止に向けた今後の取り組みに注目が集まります。