車で通うとなると往復で3時間
筑波大学の生命環境学群生物学類に合格され、4月から茨城県つくば市にあるキャンパスに通われることになった秋篠宮家の長男・悠仁さま(18)。昨年の合格発表当初は東京都港区の赤坂御用地から車で通われるとされていたが、その後、現実的に難しいのではないかとの声が上がり、結論が出たとの報道はない。現時点の見通しをレポートする。
昨年12月11日の合格発表後に秋篠宮家側近トップ、吉田尚正・皇嗣職大夫は記者らに対し、「悠仁さまが赤坂御用地から車で通学される」旨を説明した。それを受けて「車通学」が既定路線のように語られてきたが、赤坂御用地から車で通うとなると往復で3時間を要するため、現実的に難しいのではないかとの指摘の声が上がっていた。
「年が明けてから悠仁さまは宮内庁側に、“ひとり暮らしをしたい”との意思を伝えられたと聞いています」
と、担当記者。
悠仁さまと紀子さまとで隔たりが
「“勉学にいそしみ、学生生活を楽しんで充実させることを考えれば連日、車で通学するのは非現実的だ”という見方は宮内庁内からしばしば聞こえてくることです。普通に考えればわかるでしょ? というわけですね。悠仁さまの“ひとり暮らし”の意思についても聞いていますが、まぁこれは成年を迎えて親元を離れて暮らしてみたいとの強い思いがあってのことのようです」(同)
秋篠宮さまは本人の意思に任せてとのスタンスとされる一方、紀子さまは自宅から通ってほしいとの思いがあるようだ。
「ひとり暮らしをする将来の天皇陛下を守るとなると、警備的に当初としてはかなり大規模なものとなりますし、赤坂御用地に比べればセキュリティ的にはどう考えても劣るわけで、紀子さまはそのあたりを懸念されているのかもしれません」(同)
悠仁さまと紀子さまとでお考えに隔たりがあるということのようだ。
ハイブリッド型
他方、庁内にはすでに結論は出ているのではないかとの指摘もあるという。
「“悠仁さまの学業が最優先。ひとり暮らしによるさまざまなリスクはもちろん理解しているが、現地での生活の基盤となる住居は必要だろう。もちろん、そこにべったりということではなく余裕がある時や実験や研究がそこまでタフではないタイミングがあれば宮邸から通われることもあるのではないか”との指摘がありました。2拠点というほどおおげさなものではないのでしょうが、ハイブリッド型と言うか柔軟に考えて進めて行くことになるのかもしれません」(同)
現地での住居については一軒家、マンション、寮といった選択肢があるわけだが、「どれを選ぶにしても地域・地元からのサポートが欠かせない」との声もあるとされる。いずれにせよ新学期まで約2か月。近いうちに住居問題に一定の結論が出ることは間違いない。
もっとも、警備当局にとってはそこからが本番。警備関連の懸念事項については、関連記事《悠仁さま「筑波大進学」なら浮上する「ゴミ漁り」などのヤバい問題》に詳しい。
デイリー新潮編集部
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