本日6月25日は、「平成最後のソロアイドル」として一世を風靡した松浦亜弥さんの誕生日です。2001年のメジャーデビュー以来、その圧倒的な歌唱力とダンス、そして魅力的なルックスで多くのファンを惹きつけ、「あやや」の愛称で親しまれました。しかし、2017年に所属事務所との契約を満了して以降、公の場での活動は激減。現在の令和の若者たちにとっては、その存在が遠くなっています。では、彼女が現役で活躍していた時代を知らない今の10代、特に女子高生たちは「あやや」についてどの程度認識しているのでしょうか。10代を対象としたマーケティング情報サイト「放課後NEWS」が、全国の現役女子高生に実施した「松浦亜弥さんの認知度」に関する調査結果を見てみましょう。
2006年の松浦亜弥さん。「ダメ。ゼッタイ。」麻薬撲滅キャンペーンのイメージキャラクターとして(時事通信撮影)
カラオケで「あややの曲は歌わない」が約9割
まず、「“平成最後のソロアイドル”松浦亜弥さんの曲をカラオケで歌いますか?」という質問に対し、驚くべきことに女子高生の89.6%が「あややの曲は歌わない」と回答しました。その理由としては、「世代じゃないから」「曲を知らないから」といった声が多く、自分たちの世代ではない古い曲という認識が主な要因のようです。中には、「平成すぎる」というコメントもあり、2001年デビューという平成中期は、今の女子高生から見ると「相当過去」という感覚であることがうかがえます。さらに、「昭和の曲をあんまり聞かない」という意見から、松浦亜弥さんを「昭和の歌姫」だと捉えている女子高生もいました。2000年代初頭という時代が、今の10代にとっては平成も昭和も区別なく「遠い昔」として認識されているのかもしれません。
衝撃の事実:「あややを知らない」女子高生が7割超
続いて、「松浦亜弥さんを知っていますか?」というさらに踏み込んだ質問を行ったところ、さらに衝撃的な結果が出ました。なんと、女子高生の70.3%が「知らない」と回答したのです。「知らない」「存じ上げない」「初耳」「誰?」といった、その存在すら認識していないという声が多く聞かれました。今回の調査をきっかけに初めて松浦亜弥さんの曲を聴いたという女子高生からは、「初めて聞いた曲ばかりでした」という感想も出ています。
「知っていても…」世代間ギャップの実態
松浦亜弥さんの存在すら認識していない女子高生が多数を占める一方で、「知っている」と回答した女子高生も約3割存在します。しかし、そうした層でも、カラオケで「あやや」の曲を歌うことについては「歌っても周りにわかる人がいないから」といった、周囲との認識の差からくる難しさを挙げる声や、「(誰かが歌っているのを見て)ジェネレーションギャップを感じる」といった、まさに世代の違いを実感するコメントが見られました。もちろん、少数派ではありますが、松浦亜弥さんを知っており、今でもカラオケで彼女の曲を歌っている現役女子高生も存在しているようです。
結論:往年のアイドル「あやや」、今の若者には響かず?
今回の調査結果からは、「平成最後のソロアイドル」として一時代を築いた松浦亜弥さんが、現在の令和の若者、特に女子高生の間ではその存在自体があまり知られておらず、楽曲も歌われる機会が極めて少ないという現実が明らかになりました。圧倒的多数が彼女の楽曲をカラオケで歌わず、さらに7割以上が「知らない」と回答するという事実は、時代の流れと世代交代の速さを改めて感じさせるものです。わずかながら彼女を知り、歌っている層も存在するものの、かつての国民的アイドル「あやや」は、今の10代にとっては「遠い昔の、あまり知らない存在」となっていると言えるでしょう。
参考情報:
- 調査実施:放課後NEWS(10代・現役高校生を対象としたマーケティング情報サイト)
- 記事参照:https://news.yahoo.co.jp/articles/b2e040024b0f56526c6455cfab985201103197b8