“こじるり”の愛称で知られる、タレント・小島瑠璃子さん(31歳)の夫(享年29)が、2月4日午後、東京都内の自宅マンションで意識不明の状態で発見され、その後、死亡が確認された。若手実業家としても注目されていた小島さんの夫にいったい何があったのだろうか。
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前半記事『《いったい何が……》急逝した“こじるり”夫が目指した「温浴施設のDX化」と「会員制サウナの運営」』に引き続き報じる。
サウナブームで会社は急成長したが……
「小島さんの夫は銭湯やサウナなどの事業を手掛けるベンチャー企業を経営していました。知人の紹介で知り合い、数か月で結婚にいたったそうです。夫は婿養子として小島さんの姓に改姓し、小島さんの中国進出についても理解を示していたといいます。お子さんにも恵まれ、幸せな家庭を築いていると思っていましたが……」
スポーツ紙芸能記者はそう説明する。
小島さんは2023年2月、ホリプロを退社。中国留学を目指していたと思いきや、同年3月に結婚。日本を拠点に子育て中だった。
「小島さんの夫はサウナ業界に精通し、立ち上げた事業は注目されていました。温浴施設のDX化を推進する事業を展開するほか、サウナや温浴施設のプロジュース、トレーラーによる移動型サウナサービスの運営、2022年にはラグジュアリーな会員制サウナ施設のオープンを計画していたそうです」(経済専門誌記者)
当時はコロナ禍とはいえ、2019年から始まったテレビドラマ「サ道」(テレビ東京系)の影響もあり、サウナブームの真っただ中。その結果、会社は一気に急成長を遂げた。
「2022年にはプロサッカーチームとのスポンサー契約を締結したり、サウナ関連のイベントでも後援することもあったそうです」(前出の経済専門誌記者)
順風満帆に見えたスタートだったが、一転して経営が傾くこととなった。
「最近の経営はかなり厳しかったようですね。2023年9月期に大赤字を計上し、一気に債務超過に陥った。総資産から見ても売上げ規模はそれほど大きくなく、借入も少なかったようです。もしかしたら銀行からの融資を受けられなかったのかもしれません」(前出の経済専門誌記者、以下「」も)
コロナ禍だけではなく、サウナブームも落ち着きも経営に影響を与えたとみられる。
「これまでにも複数の企業から投資を受けていたようですが、経営再建には至らなかったようです。資金調達が厳しい状況が続いており、倒産も時間の問題だったのかもしれません。
ただし、債務超過があったとしても何十年も経営している会社もあります。倒産するかどうかは資金の流れ次第です」