6日午後(現地時間)、米アラスカ州で10人が乗った小型旅客機が行方不明になったと、ロイター・AFP通信などが報じた。
アラスカ州安全管理局はこの日、アラスカのウナラクリートを出発してノームに向かっていたベーリング航空所属の旅客機が行方不明となり、捜索中だと明らかにした。
この旅客機には乗客9人と操縦士1人の計10人が乗っていたと、安全管理局は伝えた。
この日午後2時37分にウナラクリートを離陸したこの旅客機は午後3時16分、ウナラクリートとノームの間のノートン湾上空で最後に位置が把握された後、行方不明になった。
ウナラクリートとノームはノートン湾を挟んで235キロ離れている。両地域はアラスカ北西側からロシアと向き合うベーリング海峡に近い。
アラスカ現地メディアはこの旅客機が墜落した可能性があると報じた。
ノートン湾付近のホワイトマウンテン消防署長ジャック・アダムス氏は飛行機が海岸に沿って移動中にレーダーから消えたと説明した。
続いて、消防隊員が該当地域から約48キロの範囲を捜索中だと伝えた。捜索作業は悪天候などで難航しているという。
アラスカ州巡察隊はノームとホワイトマウンテンを中心に地上捜索作業を進めているが、天候と可視距離問題のため航空機を動員した捜索作業は制限されると明らかにした。
ベーリング航空はノームに本社を置く航空会社で、行方不明の旅客機機種は単発ターボプロップ軽飛行機のセスナ208Bと把握された。
最近米国では航空事故が相次いで発生している。
先月29日に米首都ワシントンでは小型旅客機と軍用ヘリコプターが空中衝突して67人が死亡し、2日後にはペンシルベニア州フィラデルフィアで応急医療輸送機が墜落し、搭乗者6人と地上にいた1人の計7人が死亡した。