パナマ政府の「一帯一路」離脱表明に中国側が抗議「パナマ政府と国民に確かな利益」


パナマ政府は2日、中国の影響力を懸念するアメリカに配慮し、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」から離脱する方針を表明しました。

これを受け、中国外務省の趙志遠外務次官補は7日、中国に駐在するパナマ大使と会談し、「中国とパナマは『一帯一路』建設の枠組みのもとで実りある成果をあげ、パナマ政府と国民に対して確かな利益をもたらした」と述べたうえで、パナマ政府の方針に抗議しました。

さらに、趙次官補は「アメリカが圧力や脅しといった手段を使って中国とパナマの関係を損ない、『一帯一路』建設を破壊しようとしていることに断固反対する」と述べ、アメリカの対応を非難しました。

そのうえで、「パナマが両国関係を大局的に見たうえで両国民の長期的な利益を考慮し、外部からの干渉を排除して正しい決断を下すことを期待する」述べ、再考を促しました。

中国外務省の発表によりますと、パナマ側は「パナマは中国との関係を重視しており、すぐに本国に報告する」と応じたということです。

TBSテレビ



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