佳子さまの公務ファッションが話題に:滋賀でのロイヤルブルーワンピースと国民の反応

10月に入り、各地での公務に多忙な日々を送られている秋篠宮家の佳子さま。2日には香川県を初めて訪問され、高松港のフェリー乗り場周辺では集まった人々と手話で交流される場面も見られました。佳子さまがお出ましになるたびに注目を集めるのは、その華やかな雰囲気を一層引き立てるお召し物やアクセサリーです。最近特に話題となったのは、8日に滋賀県彦根市で開催された「第79回国民スポーツ大会」総合閉会式にご臨席された際のコーディネートでした。

注目集まる滋賀でのコーディネート:タダシ ショージのロイヤルブルー

この日、佳子さまは鮮やかなロイヤルブルーのワンピースをお召しになり、純白のハンドバッグとパンプスが全体のアクセントとなっていました。ハーフアップにされた御髪にはブルーのフラワーコサージュ付きバレッタを、耳元には揺れるブルーのイヤリングをお付けになり、統一感のある装いです。

ファッション誌関係者の見解では、このワンピースは9月6日に執り行われた弟・悠仁さまの成年式に伴う私的な祝宴で着用されたものと同じ品である可能性が高いとされています。ロサンゼルスを拠点とする日本人デザイナー、タダシ ショージ(TADASHI SHOJI)のコレクションの一着と見られており、同ブランドのECサイトでは佳子さまのワンピースと似たフレンチスリーブタイプの商品が税込12万6500円で販売されているとのことです。メディアではこの装いが「琵琶湖カラー」と称され、大きな反響を呼びました。

公務で訪問中の佳子さま、ロイヤルブルーのワンピース姿公務で訪問中の佳子さま、ロイヤルブルーのワンピース姿

ボディライン強調デザインへの賛否と皇室ファッションの考察

鮮やかなロイヤルブルーのワンピースは、ウエストから裾にかけて立体的なプリーツが重なり合うエレガントなデザインで、歩くたびにスカート部分がふわりと広がる美しいシルエットが印象的でした。しかし、胸元に施された体を立体的に見せるダーツが、一部で「浮いている」「なぜジャケットを着ないのだろう」「スタイリスト的な職員を付けてほしい」といった否定的な意見をSNSなどで散見させました。海外の王室では珍しくないデザインであっても、ボディラインがはっきりとわかるお召し物は「日本の皇族に相応しくない」と感じる人々もいたようです。

この賛否を呼んだ佳子さまのワンピースについて、皇室ウォッチャーのファッションライターは次のように解説しています。「これまでの公の場における佳子さまの着こなしからは、『皇族だから形式的な着こなしをする』というよりは、皇族としての品位を守りつつ、ご年齢に合ったトレンド感のあるデザインや、ご自身の意思を感じさせる選択をされているように見受けられます。また、ワンピースなどは、ご自身の体型をより美しく見せることのできる品を選ばれている印象です」と述べ、伝統と現代性を融合させた独自のスタイルを指摘しました。

「佳子さま売れ」現象:公務とファッションの影響力

佳子さまは、公務の場においてもトレンドを取り入れたお召し物を選ばれる傾向があります。実際に、佳子さまがお召しになった服は「佳子さま売れ」と呼ばれる現象を引き起こし、多くの商品が完売に至るケースも少なくありません。これは、佳子さまのファッションが国民に与える影響力の大きさを物語っています。

佳子さまのファッションは、公務における皇室の品位を保ちつつも、ご自身の個性と現代のトレンドを巧みに融合させていることがうかがえます。その選択は時に国民の間で議論を呼びますが、同時にファッションアイコンとしての影響力も強く示しており、今後の公務における装いにも注目が集まることでしょう。

参考文献