衛藤晟一沖縄北方担当相は4日、焼失した首里城(那覇市)の復元経費を政府予算で計上する際の枠組みについて「まだ具体的に詰めているわけではない。一刻も早くということで、必要な予算があれば必要な時に必ず計上するというのが安倍晋三首相の考えだと思う」と述べた。首里城視察後、記者団の質問に答えた。
首里城復興費をめぐっては、沖縄県の玉城デニー知事が沖縄振興予算とは別枠での措置を望む意向を示していた。
衛藤氏はまた、玉城氏が復元計画を令和4年までにまとめたいと表明していることに「今の状況で、いつということは言えない」と述べた。復興計画の策定に関しては「国立公園なので、国が責任を持ってやる。県とも十分に相談の上でやる。国民の思いを結集できるシステムを作らなければならない」と強調した。