ドラクエウォーク、台風や首里城火災で迅速対応

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首里城の火災に対する対応を知らせるドラクエウォークの画面

首里城の火災に対する対応を知らせるドラクエウォークの画面

 位置情報を使うスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストウォーク」でとられた災害対応が注目されている。大きな被害をもたらした台風19号では、外出を控えてもらうため、室内で遊べるキャンペーンを実施。設定をリアルタイムで変更できるスマホゲームの特長を生かし、利用者の安全などに配慮した対応で、開発元のゲームソフト大手スクウェア・エニックスは、ゲーム利用者の安全性確保を向上させる姿勢だ。

 ドラクエウォークは、実際にある商店や公共施設を自分で目的地に設定して目指すゲーム。道中に出現する敵や目的地で待ち構える強敵と戦うなど、人気ロールプレーイングゲーム(RPG)の世界を味わえる。9月のサービス開始から約1カ月でダウンロード数が800万件を超えるヒット作となっている。

 台風19号の上陸が迫った10月12日、スクエニは「お家でもできる!!モンスター討伐キャンペーン!!」を実施。出歩かなくても遊べるよう、自分の周囲に敵を出現しやすく設定を変えた。台風上陸の可能性が高まった数日前に、キャンペーンの実施を決めたという。

 ドラクエウォークは、グーグルマップの情報を元に、目的地が表示される仕組み。禁止区域や危険な場所に立ち入らないよう配慮も求められる。災害対応はサービス開始前から検討課題だった。台風17号が迫った9月20日の深夜にも利用者向けに外出を控えるようアナウンスを出している。

 沖縄県の首里城の火災後も、首里城の守礼門に設定していた目的地機能をモノレールの首里駅に移動させて、「重要なお知らせ」として通知するなど柔軟な対応をとった。

 位置情報ゲームには、自分の知らなかった場所に足を運ぶ発見の楽しみに併せ、防災にも役立つ側面もありそうだ。(高木克聡)

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