国民民主党の定期党大会が11日、都内で開催されました。不倫問題で役職停止中の玉木雄一郎代表は「一兵卒」として出席し、榛葉賀津也幹事長から激励を受ける一幕がありました。党の未来、そして玉木氏の今後の動向に注目が集まっています。
榛葉幹事長、玉木氏にエール「もう一度先頭に立って」
党大会で演説に立った榛葉幹事長は、会場前方に座る玉木氏に直接語りかけるように、「訳あって表舞台に出られない政治家がいる。一兵卒の玉木雄一郎だ」と述べ、会場の笑いを誘いました。そして、「しっかりと反省をして、もう一度我々の先頭に立って、この国のために一緒に汗を流していこう」と力強いエールを送りました。
alt="玉木雄一郎代表、国民民主党党大会に出席"
榛葉氏は約15分間にわたる演説の中で、2020年の結党以来、様々な困難に直面してきた党の歴史を振り返り、「いつか消えてなくなる党、絶滅危惧政党、支持率はほぼ視力検査と同じ…様々なことを言われてきたが、皆のおかげでここまで踏ん張ってこられた」と感謝の意を表明しました。
地方選の好結果と国民の声
地方選での好結果については、「国民民主党が強いから勝ったのではない。市民、納税者の国民のSOSだ。『既存の与党は機能しない。野党しっかりしてくれ』という国民の悲鳴だ」と分析。国民の期待に応えるべく、党として更なる努力が必要だと強調しました。
常に選挙を意識し、準備を怠らない
今後の政治活動については、「衆議院選挙がいつあるかわからない。常在戦場だ。衆議院選挙、ダブル選挙があってもいいように、選挙準備をしていきたい」と述べ、党員の意識改革を促しました。
玉木氏「激励をいただいたと思っている」
榛葉氏の激励に対し、玉木氏は「古川代表代行、榛葉幹事長には大変な苦労をかけている。そういう中で、一丸になって頑張ろうという激励をいただいたと思っている」とコメントしました。今後の具体的な活動については明言を避けましたが、党への復帰に向けて意欲を示唆しました。
国民民主党は、今後の政局においてどのような役割を果たしていくのか、そして玉木氏はどのように党に貢献していくのか、今後の動向に注目が集まります。