大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で、オープニングクレジットに主要人物として名を連ねる名優、尾美としのりさん。しかし、本編ではその姿を見つけるのが至難の業だと話題になっています。一体どういうことなのでしょうか? 今回は、この謎に迫りつつ、ドラマの魅力についても深掘りしていきます。
オープニングクレジットでは主要人物なのに…本編では“隠れキャラ”?
「べらぼう」のオープニングでは、尾美としのりさん演じる平沢常富が毎回主要人物として紹介されています。一橋治済役の生田斗真さん、藤八役の徳井優さん、鶴屋喜右衛門役の風間俊介さん、きく役のかたせ梨乃さんらと並んでクレジットされるほど重要なポジションのはず…なのに、本編での登場シーンは驚くほど少ないのです。
alt="大河ドラマ「べらぼう」のオープニングクレジット"
豪華なキャスト陣と華やかな吉原の街並みが描かれる中、尾美さんの姿を探すのはまるで宝探しゲームのようです。 視聴者からは「ウォーリーを探せ!状態」「一瞬しか見つけられなかった」「見逃したかと思った」といった声が上がっています。
平沢常富とは何者? 蔦重の“最大の協力者”となるキーパーソン
公式HPによると、平沢常富は出羽国久保田藩(秋田藩)の藩士で、江戸城の留守居役を務める人物。情報交換の場として吉原に出入りする機会が多く、「宝暦の色男」の異名を持つ文化人としても知られています。後に蔦重(横浜流星さん)にとって最大の協力者となる戯作者、という重要な役割を担っています。
第2回では、蔦重に身分を隠して吉原に現れた平賀源内(安田顕さん)に挨拶するシーンで登場。蔦重が源内の正体を知るきっかけを作る重要な役どころであり、セリフもありました。
しかし、第3回以降はほぼ姿を消し、吉原の人混みの中に一瞬だけ紛れ込んでいる程度。 まるで“隠れキャラ”のような存在になっています。
吉原の街に溶け込む常富…視聴者の間で“目撃情報”が飛び交う
第4回以降は水色に白斑点の着物を着ている姿が目撃されており、夜になってからの吉原に出現するという“目撃情報”も。視聴者の間では「常富ウォッチング」が流行しているとかいないとか…。
alt="吉原の街を歩く平沢常富"
一瞬の登場シーンを見逃さないように、画面に釘付けになっている視聴者も多いのではないでしょうか。
今後の展開に期待! 常富の活躍はいつ?
今後のストーリー展開で、平沢常富がどのように蔦重と関わっていくのか、そして再びスポットライトを浴びる日は来るのか、期待が高まります。 「べらぼう」の今後の展開から目が離せません!
著名な時代小説研究家、(仮名)水野桜子氏は、「このような演出は、視聴者に“発見”の喜びを与え、ドラマへの没入感を高める効果がある」と分析しています。 まるで宝探しゲームのような仕掛けが、視聴者の心を掴んでいるのかもしれません。