台湾中部の台中市にある新光三越百貨店で、2月13日午後0時半ごろ(日本時間)、大規模な爆発事故が発生しました。この衝撃的な事件で、残念ながら4人が死亡、29人が負傷するという痛ましい結果となりました。jp24h.comでは、この爆発事故の詳しい状況や原因究明の進展について、最新情報をお届けします。
台中市中心部の百貨店で突如発生した爆発
ドライブレコーダーの映像には、新光三越百貨店の内部から突如発生した爆発の様子が鮮明に記録されています。爆発の瞬間、建物の窓ガラスや壁の一部が吹き飛び、大量の破片や煙が周囲に降り注ぎました。建物内の監視カメラにも、爆発による激しい揺れが捉えられています。
爆発の瞬間を捉えたドライブレコーダーの映像
事故現場は、台中市の中心部に位置する新光三越百貨店。台中市政府やオペラハウスなど、主要施設が集まる大通りに面した場所にあり、普段から多くの人々が訪れる賑やかなエリアです。
避難する人々、吹き飛んだ窓ガラス
爆発当時、百貨店内にいた人々は、激しい揺れを感じ、当初は地震が発生したと思ったといいます。しかし、天井から破片が落ちてくるのを目撃し、すぐに爆発だと気づき、階段を使って避難を開始しました。ドローンで撮影された12階の映像からは、フロア全体の窓ガラスが吹き飛んでいる様子が確認できます。
ドローンで撮影された12階の被害状況
爆発の衝撃で、一部の人々は建物の外にまで投げ出されたという情報もあります。4人の死亡が確認され、そのうち2人は被害が最も大きかったとされるフロアにいたとみられています。残りの2人は、マカオから観光で訪れていた夫婦で、爆発発生時に百貨店付近を通行中だったとのことです。
原因究明進むも、依然として不明な点
消防隊は、レスキュー犬を投入して、真っ暗な建物内での生存者捜索を続けました。消防当局によると、爆発が起きた12階はフードコートが入居していましたが、当時は改装工事中で営業はしていなかったとのことです。
現場に駆けつけた台中市長
専門チームによる現場検証では、ガス漏れなどは確認されていません。内装工事との関連性も含め、警察と消防が爆発原因を詳しく調べています。爆発の知らせを受けた台中市長も現場に駆けつけ、救助活動の指示を出しました。
新光三越は、台湾の新光グループと日本の三越伊勢丹ホールディングスが共同で運営する百貨店です。台中市民にとって、新光三越は「台中の百貨店といえば、まず新光三越」と言われるほど知名度が高く、人通りの多い場所に位置しています。日本台湾交流協会によると、現時点で日本人の被害は報告されていません。
今後の情報に注目
この爆発事故は、台湾社会に大きな衝撃を与えました。今後の原因究明の進展、そして再発防止策に注目が集まっています。jp24h.comでは、引き続きこの事件に関する最新情報をお伝えしていきます。